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今年は花が早そうかしら…

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Img_5633 ラケナリア・ヴィリディフロラ」 この翡翠色はいつ見ても綺麗です。初めて見る人は一様に「この色は見た事無い…」って言ってますね!! たっぷりの日差しとギリギリの温度で栽培するととても山草的に仕上がるのも良いです。波の様に次々と群花する様は見事の一言ですね!!

早いもので…今月の営業日も明日1日になりました。
1年間…あっ…と言う間ですね。

昨日・今日は久しぶりに色々なハウスを少し時間をかけて眺めていたのですが…
思いのほか色々なものが蕾を持ち上げていますね。

早いものでは開花が始まったものもあります。

花の無いこの時期…咲いている花は良く目立ち綺麗ですね!!

雪割草たちも次々と花芽を覗かせているものも少なくないです。

今年は花が早そうですね…cherryblossom

ただ…週明けからは再び寒気が来そうですね!!
気温が低ければ関東平野部でも snow だとか!??

取り敢えず…スタッドレスに換えておいて良かったわぁ~。

折角動いている蕾たちも、これで少し動きが止まるかも…ですね。

Img_5615 福寿草・『御所』実生」 今年の初花ですが…なかなかイイ感じの花重ねですね。「御所」の特徴が良く出た雰囲気の良い重弁花です。少し様子を見たいので鉢上げしてみました。

Img_5635 トラペの子」 年内に咲いてしまったひと鉢です。如何にも「トラペジウム」の子らしい色対比の三段咲きです。この色対比が「トラペジウム」の真骨頂なのですね。作り込むと外弁にも玉斑を絡みそうな楽しみな花なのです。

Img_5696 ワルツの子」 今年3年生初花の「星のワルツ」の子です。イイ感じの白覆輪を纏った外弁にぎっしり詰まった三段弁状の小花弁が見られます。外側にはオシベもチラホラ…。やったぁ~…花粉が吹きそうだよ~ん!! 多分三段型の唐子咲きだと思いますが…早くも次の親に決定~!!flair

年明けには、少しは咲いているかしらん♪♪♪


今年も有難うございました。

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Img_5626 マッソニア・ピグメア・カミエスペルゲンシス」 肉厚の2枚葉の間から開花するほんのり先端を桃色に染めた花がとても可愛らしいものです。全体の纏まりやバランスが美しいマッソニアですね。

Img_5627 マッソニア・プスツラータ」 マッソニアとしては生産量が多くもっとも流通しいてる花です。赤味を帯びた葉と黄色く色付いた葯との対比が美しく、以前はロンギペスとも呼ばれていた通り花糸が長く伸びる特徴があります。花だけ見ていると良く開いた「ナガレハナサンゴ」の様で幻想的な美しさです。

お陰様をもちまして、
12月28日で今年度の営業はすべて終了いたしました。

今年も沢山のお客様に沢山の花をお買い上げいただきました。
本当に有難うございました。

このお正月休みが過ぎると…
いよいよ「サンシャインのラン展」です。

年明け早々にも商品探しや値段付けなどでドタバタですが…
それもまた…楽しい時でもあります。

来年は良いメンバーで良い状態でスタートが切れそうです。

今年1年、本当にどうも有難うございました。

Img_5699 咲いてた…」 すだれ系三段咲き「錦宝」兄弟の♀親に「紫紺の王」との交配から生まれた花です。なんとも色対比の良い、「紫紺の王」を赤く染めた様な花が咲いていました。シベのバラけ具合も三段咲きの子ならではの…なんとなくいい雰囲気です。でも…まだ相手がいないよぉ~…。

Img_5708 「咲きそうです…」 すだれ系三段咲きの♀親に「堀大三段」のF1との交配3年生ですが、既に芽の間から覗いている花芽は中身がハミ出しています。新しい「すだれ系段咲き」が産まれる瞬間ですかね。こんなの見ているとワクワクしてきますね…根がびょ~きなので…sweat01

来年もまだまだ…進みます。
進みたい…進めればいいなぁ~…進めるかなぁ~…あっ…sweat02

あけましておめでとうございます。

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2

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(あ・あ・あ・あっ・・・・と言う間に年が明けてしまひましたね・・・。)

2_2
アシナガムシトリスミレ「朧月」…す…すばらしひ…。

営業再開…です。

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Img_5741 グルジア・ガランサス」 梅ちゃん先生がグルジアで採種したガランサスが漸く咲きました。ガランサス・ウォルノヴィーにも似ていますが…なんとなく違うような…!?? いずれにしても小型でとてもかわいい花です。何気に底の方(???)ではガランサス熱が燃え始めた様な…そうでもになさそうな…だんだん目が離せなくなってきましたね!!

のんびりしたんだか…しないんだか…
良く解らないうちに年末年始の休みが過ぎ去ってしまいました…sweat02

そんな訳で…今日から営業再開です。

これからしばらくの間は「サンシャインのラン展」用の準備で大忙しです。
今日も一日…ラン展用の目玉探しであれやこれやの一日でした。

実は…休みの間も…結局はラン展用のPOP作りで終了です。

あっ…でも…今年はちゃ~ンと「箱根駅伝」見てました。
記録なんてあっという間に破られてしまうのですね…すんごい。
今年はとても感動的でした。イイお正月だね!!

Img_5747 春童子???」 いやいや…違います。この花は「緑苑×春蛍」の交配から咲いた三段咲きです。どこから見ても「春童子」ですね!! 以前、「ネット販売」で「緑苑」は「紫/緑日輪」と書きましたが…もしかしたら記憶違いで「緑苑」は「赤桃/緑日輪」だったかもしれません。似た花で「緑冠」と言うのがあって、こちらの方が「紫/緑日輪」だと思います。いずれにしても「緑苑」は「緑苑」なので…交配には問題ないのですが…。最近はボケが始まって…記憶がめちゃくちゃになりつつあります。脳がぁぁぁぁぁ~~~……crying

本日…現在も…
こんな感じでPOPを作っておりますです。

P1040001

って………
ホントにこんなの…売るのかぁ~sweat01sweat01sweat01run
(まさか…写真だけなんて…sweat02)

明日はラン展の搬入なのですが…

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2 ナルキサス・ザイアニクス「太陽」」 今年も年明けと同時に「太陽」が開花し始めました。お正月に咲く黄色い小型スイセンとしては既に定着した感がありますが、やはり新年早々に、この黄色く丸い花を見られる事はおめでたい気分でとても嬉しいものです。まるで初日の出の様な観賞価値の高い逸品ですね!!

いよいよ明日は「サンシャインのラン展」の搬入日です。

でも…今年は色々な面でスムーズに準備が展開しています。
お陰様で…スタッフのみんなもかなり場馴れしてきた様子ですね。

スタッフみんなのそれぞれの思惑があり…
「今年はこれを売ってみよう…」
「こんなの売ったら喜んでもらえるかしら…」
「ホントは売るのもったいないんだけどなぁ~…」
「これも持ってっちゃえ!!」

な~んて…
みんな、楽しそうに準備に明け暮れている様子です。

今年は目玉商品も盛りだくさんですよん!!
あんなものやこんなものも販売しますので…
皆様、沢山お金を持って遊びにいらしてくださいね(笑)

既に当園の年中行事の一つとしてすっかり定着した「サンシャインのラン展」です。
遠方のお客様もこの時とばかりに沢山お越しいただきます。
雪の多い地域の方等、どうか気をつけてお出でかけくださいませ。

明日は搬入前の最後の準備です。
僕は取り急ぎメダカの選別から…fish

そうそう…今年は1袋1000円メダカ君が、当園のものはほぼ品切れ状態になってしまいました。
そんな訳で…
四国の人気ブリーダー「ビーンズ」さんに頼んで1袋1000円メダカ君を集めてもらいました。

その結果…

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P1050009

おいおい…これが1袋1000円のメダカかよ…sweat01
と言うぐらい、「ビーンズ印」の選別漏れがいっぱい入っています。
「幹之」や「紅帝」等のほか、「黒幹之」や「ブチ幹之」「体内光」等のハズレも入っているようですよ。
在庫はた~くさんありますからね!!

明日は1日ドタバタになりそうです。

皆様のご来展を心よりお待ちいたしております。
(場所や時間はリンクをご参照ください)

明日の夜のブログは…展示会前日恒例のアレ…ですね。happy01

ラン展会場でお待ちしております!!

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お陰様をもちまして…
本日、午後7時頃に無事に「サンシャインのラン展」への搬入が終了いたしました。

園を出るのが遅くなってしまったので、会場に到着したのが午後3時を回り始めていたのですが…
流石にみんな馴れたもので…意外に手際よく進める事が出来ました。

今回も「やまくさ」がそのまんま会場に移動したような感じです。
50ケース以上の商品がはたしてブースに入るものかと心配しておりましたが…
結構収まってしまうのには感心することしきりです。

と…言う事で、今回の販売ブースはこんな感じです!!

P1070001

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なかなか…うまい感じで収まりました。(相変わらず通路が狭い…sweat02)
相変わらずPOPだらけなのは、地上部の無いものばかりだからですねsweat01

さて…お待たせいたしました。
恒例の各販売品はこんな感じです。

先ずは「ラン」から…

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いつもの着生ランブースですね。

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着生ランのブースには、つりさげの球根ランや半着生鉢ものもあります。

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サティリウムやデュウリスなど…

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アナカンプティス・カラデニアなど…

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テリミトラなどは盛り沢山。

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アツモリソウの仲間やレアもの野生ラン。(あっ…抜けてる…)

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ランポー・ラボのジュエルです。

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野生ランも色々と豊富です。

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セラピアスなど…

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プテロスティリスなど…

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やや大型のランや独花蘭など…

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アツモリソウのフラスコ苗なども…

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珍品ランやシノルキスとか…

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シランの最新交配フラスコ出し苗も特別に販売です。

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タイリントキソウのコーナー…

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台湾クマガイソウやカキランなど…

野生ランはこんな感じです。

次は山野草や球根植物ですが…

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先ずは…ユリの仲間です。(足が写ってるよ…sweat02)

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ラケナリアなど…

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ブルンスビギアやネリネなど…

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クレマチスの苗やイチゲの仲間…
おや…なんか珍しいものが…

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スプリング・エフェメラル…

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嗚呼…また…こんなものを…sweat01

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チューリップとかテコとか…

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南アフリカその他の変なもの…

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小型原種スイセンもいろいろ沢山います…

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オリジナルなキキョウたち…

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ヒガンバナ各種…

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原種シクラメンなど…

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色々な球根類…

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原種系クリローなども…

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もちろん…メダカ君もいるよん!!

そして…棚下は恒例の…

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フクジュソウまつりぃ~…

それにしても…
これだけの植物が良くブースに入ったものです。

よ~く見ると…普段は売らないようなレアものがい~っぱいですよん!!

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もちろん…洋ランの展示も素晴らしいものがずら~り…です。

今日は搬入の後、家に帰ったら疲れが溜まってバタン・キュ~でした。
ブログのご紹介が遅くなりすみませんでした。

明日からの展示会、皆様のご来展を心よりお待ちいたしております。
(僕はず~っと会場にいます)

お陰様で…賑やかです!!

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P1090006 「この色が好き!!」 今回、「らん展会場」の中で一番気に入ったエピカトの花です。この色対比のシランやタイリントキソウを作ってみたい…と思っちゃいました。

お陰様をもちまして…

サンシャインのラン展」に沢山のお客様においでいただいております。
また…
沢山の花たちをお買い上げいただいております。
遠方のお客様にも沢山お越しいただいております。

本当に有難うございます。

今年は中日の平日もお客様が少なくありません。

お陰様で…今日で3日目が過ぎましたが…
この3日間でいったい何ケースの補充をしたのでせうか!??

毎日少しづつですが…違った植物を補充して、違った技を見せております。

あと残り2日間!!

更なる、皆様のご来園を心よりお待ちいたしております。

P1080002 マメ科の様な…」 この小さな花のラン…どこから見てもマメ科の植物の様で引き込まれます。蘭の花は色も形も様々…面白いですね!!

P1090011
僕の40年来の友人のマサミツ君です!!
むか~しの食虫植物研究会の役員仲間です。(彼は今でも副会長だョ…)
ラン展会場では3Dクリスタルアートの販売をしております。

食虫植物や洋ラン関係の古い仲間たちもみんな元気。
「JCPS」のブースでは当園の食虫植物も販売中です。

ラン展会場では古くからの仲間たちが一堂に集います。
これも「異種交流」の楽しみの一つですね!!

なにしろみ~んな…昔からバ●ばっかりですから…run
(人のコト…言えないよネ…sweat01)

ラン展・無事に終了いたしました。

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P1110012 会場風景」 なかなか会場の写真を撮影している暇もなく…最終日の開店前に時間を見つけて撮影してみました。連日、この通路が人で埋まっていました。大盛況ですね。

お陰様をもちまして…
サンシャインのラン展が無事に終了いたしました。

沢山のお客様に沢山の植物をお買い上げいただきました。

本当に有難うございました!!

今年は途中でダレる事もなく、連日平均的にお客様にお越しいただきました。
リピーターの方も多く…
当園もこれまでで最も多い連日の商品補充になりました。

期間中、スタッフの頑張りにも助けられました。
毎日一人づつ交代で販売スタッフをやってもらったのですが…
一生懸命、楽しそうに仕事をしている姿が印象的でした。

僕は…最終日は流石にバテバテですね…。

この展示会はもちろん「洋ラン」がメインですが…
今回の様に多業種を絡めた展示会は貴重なコミュニケーションの場でもあり…
私たちにとっても、より多くの新しい見識と知識、情報を得る貴重な場でもあります。

当園にもこの様な場を与えていただきました「全日本蘭協会」の皆様には心より感謝と御礼を申し上げます。

これからはいよいよ早春植物、そして、雪割草の季節です。

今年は花が早そうです。
いまからワクワクしてきますね!!

P1110001

P1110002 今年の大賞」 今年、大賞に輝いたレリアの仲間です。以前の種名で言うところのションバーキアの系統だと思います。大きく作られた見事な株立ちでした。

その他の入賞花はこんな感じでした。

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何れも素晴らしい作品ばかりです。
カタセツムとか…いいなぁ。

でも…今回の展示品の中で、僕の個人的に一番のお気に入り花はこの花でした。

P1110030 今年一番のお気に入り…」 このリカステにはやられましたね!! 見た瞬間に手が震えてしまいました…。こんなに日本人の感覚にマッチした花が出来ているとは…。これまでリカステには殆ど興味が無かったのですが、きっと、僕がリカステを見て感動した初めての花だと思います。これ…ほすい~…。(きっと「暖春」なんて名前にするんでしょうね…笑)

明日は恒例の…「厄除け」です。


お正月に咲く黄色いスイセン。

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1_1 ナルキサス・カンタブリクス・コンスピキュアス「黄宝」」 お正月の頃から開花を始めるこのスイセン…果たして何者なのか…。色々と物議を醸し出している様子ですが…はたして…。

上の写真のスイセンは…
当園で「ナルキサス・カンタブリクス・コンスピキュアス「黄宝」」として選別、販売し始めたお正月咲きの黄色い花を開く原種スイセンです。

果たして…このスイセンは何者なのか…。
一部、「サンシャインのラン展」会場に於いても物議を醸し出していた様子なのですが…。

そもそも…ラン展で販売していた株がたまたま何かの拍子で葉の先端に曲がりが見られたことから「バルボコ」との交配ではないか…「この葉先はバルボコの特徴だ」と言う話も出たらしいのですが…。

はたして…君はダレ!!

先ずは最初の写真をご覧ください。
この通り…何れの葉の先端にも親鉢の葉に曲がりは見られません。
それどころか…この草姿はどう見てもカンダブリクスなのです。

でも…カンタブリクスに黄色の花なんて…知りません。
でも…この個体は、フォリオススと同じ時期に開花する同様の草姿をした黄色の花なのです。

僕は、この花に関しては多くを語っていません。
要は「お正月に開花する黄色いスイセン」であるだけで、充分に選別するに値する品種だからなのです。

そもそも…カンタブリクスにコンスピキュアスなんていうssp.やvar.は知らないし…。

と…言う事で、取り敢えず解る範囲でタネ明かしをしてみます。

そもそものこの品種は、タネを入手して選別した花です。
実はタネの入手先は、イギリスの「MONOCOT NURSERY」のSeed List。
世界的な球根マニアとして著名なMike Salmonさんが中心に、Jim ArchibaldさんやJhon Blanchardさんと言ったそうそうたる面々によって作られたリストです。

このリストにたまたま出ていた見馴れぬ名前、
それがこのカンタブリクス・コンスピキュアスです。

しかも、この花には産地が明記されており、産地はSpain Ubriquaとなっています。

産地がある…と言う事は、明らかに野生種と言う事なのでしようか!??

もしかしたら…カンタブリクスの産地に入ったら黄色い花が咲いていたので…
あまり目立つ花なので「conspicuous」という変種名をつけたのでしょうか!??
(僕はコンスピキュアスと言うと、真っ先にChaetodontoplus conspicillatus (コンスピキュアス・エンゼル)が思い浮かぶのですが…sweat01)

と…言う事で…この花は結局ナニモノなのでしょうか!??
少なくとも「目立つ」という変種名を持った産地のはっきりした小型のスイセンなのです。

ちなみに…

1_2

この花たちは「黄宝」を選別した残りの、選別漏れの「コンスピキュアス」たちです。
この感じを見ると「バルボコ」と言うよりも…
むしろ「ロミュー」や「ザイアン」に近い雰囲気は感じられそうですね。
ただし…両種ともスペインには生えていないような…。
花は上向いてないし…見方によってはやっぱりカンタブリクスだし…。

実は…まだ未公開の、更にカンタブリクス的な草姿の兄弟もあるのです。

いずれにしましても…
「太陽」「春の光」「黄昏」等のロミューやザイアンに混じって、当園の「お正月後に咲く早咲きの黄色いスイセン」のラインナップの一つとして、重要なポジションにあるのは事実なのです。

で…結局…
君は…ダレなの!??
(答えはないのね…sweat01)

福寿草の季節かな…。

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サンシャインのラン展が終わって…
取り敢えずはひと段落かしら…。

それにしても…毎日の疲れ方が半端ではありませんね!!

さて…最初に掲載のこの写真…
この福寿草はなにかしら…!??

実はこの花、数年前に撮影した…入手した当初の頃の「四方田家緑花」(皆野緑)なのです。

株分けして、植え替えて、力が分散した時はこんな花なのですね。
福寿草のヘテロ形質の多弁花の殆どがこんな性質を持っています。
最初はがっかりしたかと思うと…時には歓喜する程素晴らしい花が咲く年もあるのです。

そんな訳で…今年の「四方田家緑花」はと言うと…

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流石に見事な花芸を見せております。
この様に開き始めの時は少し緑色を帯びた黄色の花なのです。
そして…開花につれて次第に黄色くなりながら、花径は10㎝にも及びます。

無理な株分けや小さな芽でなければそこそこの花芸は見せてくれると思います。

今年は…この花の実生たちも少しですが開花を始めます。
楽しみですね!!

早速…先鋒をきって開花した子もいますよ。

2_2
「四方田家緑花」のセルフ実生苗です。
小さいながらもメシベの中心から弁化が始まっている様子が解ります。
花色も咲き始めの緑色が感じられますね。

実生も最初は一重が多いのですが、作り込んだものはなかなかの弁化を見せてくれます。
作り込む楽しさも良いものですね。

2_3
この花は「四方田家緑花×秩父真紅」です。
少し花弁の重なりが多く感じますが、花型は「秩父真紅」に似た雰囲気ですね。
もう一度「秩父真紅」に戻すと面白そうな予感です。
もちろん…シブリングも楽しそうですね。

ちなみに…この♂親に利用した「秩父真紅」も咲き始めました。
埼玉県東部にお住まいのKさん実生から選別したこの個体です。

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「秩父真紅」と「秩父紅」の実生から咲いた花からの選別ですが…
なんとなく「アノ花」の面影も感じられそうです。
赤の色が「秩父紅」とは異なる、かなり特徴的な色合いですね。
シベの感じもなんとなく…ですね。

スタッフもぼちぼち交配を始めています。
撮影しようと思っていたら…既に除雄されている花もチラホラ…sweat02

福寿草の季節が到来しましたね!!

でもね…

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「雪割草」も…咲き始めてきましたよん!!

「お知らせです…」

1月27日(火)、28日(水)は
スタッフ慰安の為に連休とさせていただきます。
悪しからずご了承のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

Anniversary…。

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2_2 「紅すだれ系二段咲き」 「紅すだれ」系の二段咲きF1を3回交配して開花した初花です。裏紅系の白地にほんのり絞りの入った花弁に、端正な赤い二段弁が整然と整った美しい花です。が…本日、お嫁入りです。

そろそろ全国大会まで、あと、1カ月になりました。

今年は花が早そうと言っても、やはり開花が間に合うのかどうか心配です。

と…言う事で、先日より少しづつですが「コレ」と言う花を加温室に入れ始めました。
今日の様な太陽の光で温度の上がらない時は、25℃まで加温して冬芽を動かします。

今年は特に、全国大会用にお預かりしている鉢も多いので…
何とかうまく開花時期を合わせたいと思います。

加温室は、昼間は25℃、夜は4℃前後に調節します。
こうする事により間延びは防げます。
あとは、花芽が出始めたら常温に戻して、急速な開花を防ぐのです。

これを何回かに分けて行えば、展示用の鉢数も揃ってきます。

何時もこの時期は神経を使います。
それでも…遅咲きの個体を早く咲かせる事はなかなか困難です。
花を合わせる…と言うのは大変な作業なのです。

さて…話は変わりまして…
昨日の1月21日は…我が家にとっての記念日でした。

そんな訳で、この日の夜は東京でお食事です。

まず最初は日本橋のデパ地下に行ってお買い物です。
いつもの、もんじゃ焼き用の天一の「あげ玉」買って、
(しょっちゅう売り切れなので…売っている時は買い占めて冷凍にします)
手ごろな特価品の魚や肉買って…
今日は時間があったので、少し催事も見てきました。

絵画や版画を見て(新鋭画家のコーナーが面白かった、雲の絵が良かったです)、
白磁の陶芸見て、木彫りのひな人形見て、螺鈿細工見て、茶具を見て…
(すごくいい器があると思って近づいてみたら「北大路魯山人作・2400万円」って書いてありました…sweat02)
こんな目の肥やしの時間も大切ですよね。

その後時間になったので…
今日は予約していた「銀座・うかい亭」さんでお食事です。

目の前で焼いてもらう鉄板料理をメインにしたお任せコースだったのですが…
どれを食べても最高の味でした。

シェフやスタッフの方も気さくな方ばかりで、人気店なのも頷けます。

えっ…料理の写真ですか…
写真は一切撮らずに、全てお腹の中に入りました。

食事が終わって、デザートの席で「銀座・うかい亭」さんから素敵なはからいがありました。

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このお皿を中心に、家族で記念写真を撮っていただきました。
帰りにはキチンとミニアルバムで飾れるように仕上げプレゼントしていただきました。
とても素敵な思い出になりました。有難うございました。

むか~し高尾の「うかい鳥山」さんに伺った時は純和風の「個室の野鳥料理料亭」と言うイメージだったのですが…
「うかい亭」さんの方はとてもモダンでお洒落ながらも、肩の凝らない素敵なお店です。
もちろん…味も最高ですよ。
「銀座・うかい亭」さん。美味しい料理や素敵な時間を有難うございました。
また…伺いますね!!

15813f2b_3 白覆輪千重咲き」 「乙女心寒月F2B」と「彩宝」との交配から生まれた白覆輪系の千重咲きです。初花2年目ですが、中心に緑を絡めてきたので面白い花になりそうです。少し作り込んでみる価値がありそうですね。

毎日少しづつですが、蕾の見えた雪割草とにらめっこです。

今年も面白い花が…咲いてきそうな予感ですよん!!

明日の1月27日(火)は臨時休業とさせていただきます。

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17222a_3 白覆輪二段咲き」 1月18日のブログで開き始めの写真をご紹介した白覆輪二段咲きが開花しました。たっぷりとした花型にコントラストの良い白覆輪、中心に纏まった二段弁などの雰囲気が抜群の、とてもバランスの良い白覆輪二段咲きの逸品です。「紫/白覆輪シベ二段A×彩宝」の交配から昨年選別したものですが、初花2年目にして早くも「株分け予約!!」の声が聞こえていますよ。

明日の1月27日(火)は
スタッフの慰安と研修の為、臨時休業とさせていただきます。

昨年末からず~っと、展示会の準備等で働きづくめだったので…
新年会も含めての日帰り慰安研修会です。

勝手ながら…
どうぞご理解とご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

雪割草の初花たちがポチポチと咲いてきました。
これから…折にふれて時々ランダムにご紹介しますね。

19515a_2 三段咲き初花」 「花の雅」と「紫黒跳×将軍」との交配から生まれた三段咲きです。「将軍」の子は必ず、こんな感じに纏まった花型を見せてくれます。この花もまんま「将軍」の色違い的な花ですね。

17415f1e_2 三段咲き初花」 「風花」と「跳珠F×将軍」との交配から生まれた、「将軍」によく似た花型の千重型中間タイプです。「将軍」が千重咲きになるとこんな感じ…と言うそのまんまの花ですね。花型に崩れが出ないのは…流石と言う感じですね。

そう言えば…
こんな花も咲いてきましたよん!!

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完全に開いた時にまた…ご紹介しますね!!

やまくさ・研修・慰安・新年会・・・。

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1月27日はスタッフ全員で「研修・慰安・新年会」で臨時休業させていただきました。

お蔭様でみんな、普段とは違った気分転換ができました。

今回はその模様をレポートです。

まずは、スタッフ研修から…

最初に向かったのは…
僕のウチョウランブームの頃から35年来の知人で、
茨城の人気山野草屋さんである「園芸センター・御前山」さんへ向かいました。

お邪魔するのも30年ぶり以上なので…
当時のことを思い浮かべながらの訪問はとても楽しみです。

あいにく冬なので、地上部のある植物は殆ど見られませんが…
それでも、ラベルを見ているだけでワクワクしてしまうものがいろいろと販売されています。

いつものように御無理を言って、いろいろな植物をお分けいただきました。
また、芽出し確認後にお分けいただく花たちもいろいろとお願いしてきました。

スタッフたちも、普段余り他の業者さんのところを見ていないので…
興味津々に売店を眺めている様子でした。

それよりなにより…人気抜群だったのはこの子達です。

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アイドルのふくろう君たちです。
御前山さんは、ふくろうなどいろいろな鳥や、鉄魚、めだかなどなど…
いろいろな生き物を飼育されています。

珍しい山野草たちと交えて、とても楽しいお店なのです。

お昼になったので、お買い物を済ませて御前山さんを後にします。

石崎さん、奥様、忙しいお時間を割いていただきまして有難うございました。
いろいろと御無理を申し上げてすみませんでした。
おのおの、いろいろと勉強になった事と思います。
また、春の斑入りなどの芽出し後にお伺いさせていただきます。
(覚悟してくださいね。)

そして…これからは慰安と新年会です。
次に向かったのは…
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「なかみなと漁港」の魚市場です。

ここで、少し遅いお昼を食べました。
今回は、魚市場の中の「海花亭」さんで昼食をとることにしました。
「海花亭」さんは魚市場の中なので、その日に採れたての新鮮な海の幸が味わえます。

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僕の食べた「地魚にぎり」です。

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「ほっき貝焼き」 めちゃくちゃおいしかったです!!

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サーモンばかりの人…だ~れ。

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男子会。

美味しいお昼ごはんでした。
「海花亭」さん、ごちそうさまでした。

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食事の後は市場でお買い物をして、なかみなとを後にします。
この日は平日なので閉まっている店もあり、かなり閑散としていました。

この市場…
手前の方の店はいつも他の店の悪口を言っています。
特に、奥の方の店で買った買い物袋など下げていようものならば…
せっかく楽しんでいる観光客にまで悪口や文句を言っています。
地震の後、大変だったというのに…
この店のその風潮はまったく変わっていません。

僕は、いつも手前の方の店は気分が悪いので…
かならず最初に、奥の方の店から食事や買い物をします。
手前の方の店は、せいぜい冷やかしか、ちょっとした買い物程度ですね。

そういえば…山野草屋さんにも、ときどきそんな店がありますねsweat01

まだ夕食までには時間があるので…今度はすぐ近くの…

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「大洗海岸」にある…

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「アクアワールド・大洗水族館」に出かけてみました。

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入場券もいくつかのタイプがあり、見ていてなかなか楽しいです。
(入場料は…sweat02)

さて…いよいよ中に入って見学です。

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いきなり…にらまれたsweat02

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大型水槽はまるで海の底から見ているようで綺麗です。

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新種2匹??

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最近、あちこちで見られる「ミズクラゲ」の電飾。

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「ウリクラゲ」…きれい。

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「カブトクラゲ」…ほすい。

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こんなにいるんだから…一匹くらいは…。

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茨城県名物。

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サメ…

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サメ…

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サメ…

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サメしかいない…sweat02

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マンボウのアップ。

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哀愁の…「コールデン・バタフライ」。

むか~し、初めてカードで分割で買った海水魚でした。
でも…2日後には状態が悪く死んでしまって…
なぜかローンだけ返済していた、僕にとっては「哀愁…」の魚なのです。

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かっちゃん。

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オオカミさん。ぬめりを綺麗に取れば旨いらしい!??

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チンアナゴ(ガーデンイール)とエビとヘコアユ。
なんで…この3種類が一緒にいるんだろう??
チンアナゴの歌」、みんなで聴こう。(リズムがいいよ)


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ダンゴウオ…かわいい。
12歳のとき…南房総で採ったことがあります。

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ダンゴウオの吸盤。

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ダンゴとダンゴウオって…ベタすぎ…sweat02sweat02

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「ランプサッカー」、でかいダンゴウオの仲間。

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「ヒメツバメウオ」…みんなそろって可愛い。

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なんだかんだ遊んでいたら…
閉演の時間なので…追い出されました。
外はすっかり暗くなっています。

いよいよ本日ラストの…新年会ですね。

新年会は大洗にある「味処・大森」さんです。
イワシとアンコウで有名な人気店です。
今回が「やまくさ」としては3回目の訪問です。

ちなみに…現在、大洗は「アニメの町」としても有名です。
イベントのときは海岸がアニメファンで未曾有の状態だそうです。
その前日はホテルや旅館など、殆どが予約不可能になります。

でも・・・そんな状況も「町」としては大歓迎だそうですよ。

ちなみに…純和風料亭の「味処・大森」さんの名刺でさえも…

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こんな感じ…です。sweat02

乾杯が終わって…いよいよ料理です。

まず…
前菜は「白子」です。
「白子」はどうしても…好き好きがあるようですね。
(写真撮る前に…食べちゃいましたsweat01)

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次に刺身です。
初物のサヨリのほかにも、イカ、イワシ、ヒラメ、マグロ、ノリなど…
どれも旬のものばかりでした。

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「イワシの西京焼き」
さすが「イワシ料理」のお店です。添え物もおいしい。

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「焼きハマグリ」

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おばちゃんがブツブツ何か言いながら一皿づつ焼いてくれました。
とろみでシャクシャクしておいしいです。

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「あんこうの供酢」
ここの名物のひとつです。7つ道具が食べられます。

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「アワビのてんぷら」
添えはウルイとフキノトウです。
春らしい香りを塩で召し上がれ…という趣向です。
おいしかった。(みんな…フキノトウは食べられたかな!??)
さすがに草屋の新年会、
みんなで「ウルイってギボウシだよね!!」な~んて話しながら食べてました。

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さ~て…いよいよラストは「あんこう鍋」です。
今回は「どぶ汁」。
今日はなかなか質の良いアンキモです。

「北茨城」のどぶ汁は、水分を入れずにアンキモと野菜から出る汁だけで作りますが…
ここの「どぶ汁」はチョット違います。

それでは…その作り方をチョットご解説。
(ちなみに…「どぶ汁」の「どぶ」は、すべてと使うから「全部」と言う意味だそうです)

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まず最初に、アンキモを細かく砕きながら炒めます。

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焦げないように高速回転。

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次第にグツグツと煮えてきます。

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ブックブクと泡立っています。

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ここで少し出汁を投入です。

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鍋の上から流し込みます。

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蓋をして…5分くらい経てば完成です。
白身から順番に食べられます。
軟骨やコラーゲン系は少し煮たほうが良いでしょう。
野菜は煮れば煮るほど味がしみておいしくなります。

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鍋奉行。

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鍋奉行。

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鍋奉行…交代。

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いよいよラストと言うところですが…
遅いお昼と、料理の多さで、みんなそろそろお腹もグデグデです。

はたして…最後の「雑炊」まで、たどり着けるのでせうか!??

おばちゃんが「未だ残ってるよ!!」って言いながら…
余り食べてなさそうな人を見つけては、強制的に取り分けています。
傍から見ていると…殆どいじめの様だsweat02

なんとか…死に物狂いで食べ終わったあとは…鍋のゴミをきれいにして…
汁だけ残して、葉物と卵と薬味を入れて雑炊開始です。
(以前は、汁飲みすぎただけで「雑炊が作れない」って怒られましたsweat01)

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再び蓋をして2分待って…いよいよ最後の「雑炊」です。

これが一番…美味しいのです。
最後にはお腹もグデグデなのに…なぜか「別腹」で、ケッコウ食べてしまいます。

結果…更にグデグデになったところで、追い討ちのラストのデザートです。
がんばって…食べてね。

みんなお腹いっぱいで御満足いただけたのでせうか!??
なかにはダウン寸前の人も…sweat02

でも…どの料理もとても美味しかったです。
「味処・大森」さん、有難うございました。
ごちそうさまでした。

お蔭様で、スタッフ一同楽しい1日を過ごすことが出来ました。

さあ~みんな…これから展示会ラッシュの「ぢごくの日々」が待っているぞ!!

がむばろ~。

 

明日は雪模様ですね。

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Img_6031 すだれ系千重咲き初花」 3年生初花の「紅すだれ」系千重咲きです。この花は「王妃×紅すだれ」と「天朝×紅すだれ」の三段系×二段系から生まれた♀親に、「初×跳」系の♂親を交配した、当初から「すだれ千重」をもくろんだ交配から咲いた花です。黒々とした花弁はやがて真紅へと移り、艶のある素晴らしい千重咲きになりそうです。作り込んでみたい花がまた一つ増えました。

既に1週間前から言われていたのですが…
明日は関東でも雪模様ですね。snow

雪マークを見ただけで、昨年の大雪を思い出してしまい…少しトラウマになってますね。

今回は予報では「みぞれマーク」の様なので…
余り、大雪の心配はしなくても良さそうです。

それでも…備えあれば憂いなし!!

ハウスの暖房の温度をいつもよりも少し高めにセットして…
帰りにはホームセンターで「雪かきスコップ」を多めに購入してきました。

まあ…2月になれば少しは降ると思いますので…
今のうちから準備万端で備えていれば…ですね。

雪割草のハウスも寒冷紗やタイベックを開けて…
暖かい日差しの下での管理に入りました。

来月最初の展示会までには、少しでも開花してくれれば嬉しいものです。

Img_6038 三段咲き初花」 試験的な交配で「錦華山×佐渡の幻F1」の♀に、初めて使う「濃紫/白覆輪緑褐色ヘラシベ×熱唱」のF1♂との交配から咲いた花です。白覆輪は咲きませんが(当たり前だよね!!)三段咲きの♂親としての力はなかなかのものでした。こうなると♀親を白覆輪系のものに変えれば…かなり面白い結果が期待できそうですね!!いずれにしても…この花自体、かなりイイ花です。

Img_6035 白覆輪三段咲き初花」 先日ご紹介した「白覆輪三段咲き」が開きました。まだ初花なので外弁の白覆輪はいささかぼやけたものですが、三段弁との対比も良く、何よりオシベも切れそうです。「極星×(日だまり×御神火)」の♀親に、「星のワルツ」との交配から生まれた味わい深い白覆輪系三段咲きです。この花もまた、次の良い親になりそうですね。

Img_6049 白覆輪二段咲き初花」 まだ漸く開き始めの花ですが、濃赤色にスッキリと白く抜けた白覆輪と纏まりの良い二段弁、たっぷりの花弁が「大物」を予感させます。単純な交配で「星条旗」と「彩宝」との交配から生まれた花ですが、「星条旗」の白覆輪がどう変化するかについては余り期待していませんでした。「星条旗」は明鏡系の分離から生まれた大輪の白覆輪なので、こうなってくるととても面白い交配親になりそうです。ちなみにこの花は…本日お嫁入りです。

雪…あまり降らなければ嬉しいですね。snowsnowsnow

雪でした。

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Img_6065 三段咲き初花」 雪の日の暖房ハウスの中で咲いていた3年生初花の三段咲きです。実はこの交配「阿賀蛍F1」の♀親に、「紅すだれ系紫紋F1」の♂親との交配から咲いた花です。株が小さく、葉も傷みのある小苗なので、一見では普通の「白/緑三段」にも見えますが、よ~く見ると、白い外弁やグリーンの三段弁には紫や褐色を混じえた「すだれ絣り」を絡めています。作り込んで力が付いてきたらかなり面白い花になるかもしれません。「すだれ段咲き」作りのポイントの一つに「白花の有効利用」と言うのを考えています。「すだれ」+「白花」で、面白いリズムが期待できるかもしれません。そんな予感をさせるひと花かもしれませんね!!

天気予報通り…
今日は、朝から雪がちらついています。snow

起きた時には既に…土の見える部分は真っ白く薄積りになっていました。
ただ…路面に雪が無いので一安心です。

園に着いた時には、無加温ハウスにはかなり雪が着雪していました。
お昼を過ぎてもしんしんと降っていたので、少し…昨年のトラウマがよぎりましたが…
雪の大きさや量を見ればその心配は無用です。

雪の重みによる寒冷紗のたわみだけが心配でしたが…
それも取り越し苦労で終わりました。

夕方からは小雨に変わってくれたので…めでたしめでたし…です。

明日からは寒気により寒い日が続きそうですが…
それでもハウスの中は暖かく、雪割草の花芽も晴れればどんどん顔を出します。

少しづつですが…春はそこまで来ていますね。

5 「ガランサス・ウォロノヴィー」 以前ご紹介した「グルジアのスノードロップ」がアルピヌスと解った後で、「実はグルジアのウォロノヴィーもあるんだよ~ん」と言って、梅ちゃん先生が「サンシャインのラン展」に持ってきてくれた株が咲いたものです。現地からの実生だそうですが、アルピヌスと異なり葉がグリーンで、これもまた可愛いものです。雪の日に咲く白いスノードロップ。まるで「雪の妖精」の様ですね。

春咲きの球根も色々と花芽を持ち上げてきました。
楽しい季節が近づいています。


雪の日の後は…

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Img_6080 すだれ系三段咲き初花」 面白い雰囲気の花芸になりそうな三段咲き系の初花です。この花は「新世紀×笹和」の三段咲き♀親と「夢春」系すだれ三段の♂親「紫紺の王」との交配から咲いてきた花です。現在のところ2花確認できますが、どちらの花も外弁に濃淡が見られ、濃色の花弁部分の成長が遅く咲き始めは少し変形して開き始めています。おそらく全開すれば濃淡の外弁にモスグリーンの三段弁が綺麗に開いた中間タイプになりそうです。「すだれ系三段咲き」の新しい味が見られるかもしれませんね。

雪の日の様に一日中温度が上がらない日は、
雪割草たちはじ~っくりとその蕾を眠らせています。

その反動か…
雪の翌日の晴天の日には、
これまで眠っていた蕾たちが一斉に伸び始めてきます。

まあ…
雪の翌日は関東ではだいたい風が吹いているので…
ハウス栽培の場合、強風を抑えなくてはならずに少し閉め気味なのも手伝ってか…
ハウスの中の暖かさにつられて、少しづつですが開花が始まるものも見られます。

こんな日が続いてくると…
毎日、ハウスにもぐりこんで観察しているのもこれからの楽しみです。

でも…その分、仕事も止まるのですが…sweat01

今日は、面白そうな蕾を少しご紹介です。

Img_6070 すだれ三段咲き系初花」 この花は「紅すだれ系」三段♀親と「堀大三段」系F1との交配から生まれた花です。まだ三段弁が未分化の状態ですが、なかなか色鮮やかな花になりました。「すだれ三段咲き」系の花にはこの未分化タイプの三段咲きも多く見られます。この未分化の三段弁も作り込むと次第に弁化してくるのですが、意外にこのタイプが咲きやすいのも改良点の一つであると考えています。

Img_6084 「すだれ三段咲き系初花」 この花も上と同じく未分化の三段咲きです。「紅すだれ」系三段♀親と「暁華」系F1との交配から生まれた花で、花色の黒々とした紫色はなかなか強い印象を与えます。この未分化の三段弁は、♀親に単純に「紅すだれ」と何かを交配した直接的な♀親を利用した時に多く見られます。ただし、このタイプの花は力が付くと三段弁も弁化して、しかも、花粉塊を切開する事も出来て、小苗のうちは稀にタネも付いて♀親としても利用できる事もあるので…次へのステップには重要な花になるとも思っています。現在では、このタイプの次の世代の子の弁化能力も確認出来ているので、使い方次第では有り難いタイプの花ともいえる様です。

少しづつの進化が見られるから…
「育種」って…面白いんですよね。

寒さ本番、花本番…

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Img_6093 シコクフクジュソウ・青軸素心花」 実生から選別したシコクフクジュソウの素心花(Adonis sikokuensis f. alba)が漸く開花しました。今から4~5年前に実生した現地産のシコクフクジュソウの中から、実生2年目の頃に3本ほどの青軸を発見しました。うち2本はやがて少しですが軸に色が付いてきたのですが、1本のみ青軸で全く濁らない緑一色の個体があったので、目印を付けて選別してみました。その個体が本日、漸く開花しました。写真の通り、見事な青軸の素心花です。ガクの長さや無毛の茎の艶などからもシコクフクジュソウに間違えありません。「蒔かぬタネは生えない」とは申しますが、実生していると色々な事がありますね!! なんとか…次につなげたいと思う花がひとつ増えました。

寒気の影響か…
ここ数日は強い風が一日中吹いている日が続きそうです。

こんな時は、なかなかハウスが開けられません。
特に雪割草等は蕾の上がり始めのものも多く…
芽を乾かす事が出来ないので強い風は致命傷になります。

結局、風を抑えたハウスの中での管理なので…
早いものでは一気に花茎が伸び始めるものも見られます。

ハウス栽培の場合…
寒ければ寒い程、開花が早くなるものなのですね。

当園の「早咲き展」まであと2週間…
「全国大会」まであと3週間を切りました…。

がむばって咲かせなくてはいけませんから…ね。

Img_6153 綺麗な三段咲き」 隙の無い円弁の花弁に優しいピンクの外弁と澄んだグリーンの三段弁、なにより花弁の輪郭を縁取る白覆輪の雰囲気が何とも絶妙なとても美しい三段咲きです。実はこの花は、今年の「雪割草交配実生リスト」の表紙に白覆輪の輪郭をを持つ褐桃色にグリーンの三段咲きを掲載しましたが、この花はその片親である「緑苑」を♀に「春蛍」を直接交配したF1から咲いた似たような雰囲気を持つほんのりと白覆輪系の花です 丁度「春童子」をピンク白覆輪にした様な雰囲気で、見る人の誰をも虜にしている花です。(人によっては「コッチの方がイイ」と言う方も多くいらっしゃいます) 丁度、花梅の「鈴鹿の関」の様なイメージの花になりましたね。実生5年目で類例のない味わいを持つ三段咲きになってきました。今日はハウスの中が暖かかったのでいっきに開きましたが、明日からは少し冷やしておこうと思っています。あっ…1月4日のブログでご紹介した白/緑三段咲きの兄弟でもあるんですよ!! 「緑苑」の力の凄さを再認識させてくれる花でもあるのです。

そんな訳で…
今年は早い時期からの雪割草の紹介が続いています。
まだまだ…乞うご期待ですよ。

雪の日の後は…。

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Img_6245 「今年の初花」 ほんのりの淡色をベースに白覆輪の外弁と、緑を絡めた小花弁との対比がとても可愛らしい千重咲きです。今日この花を見つけた時は、余りの可愛らしさに知人と一緒にしみじみと眺めてしまいました。最近は濃色系の白覆輪花に人気が集中している様子ですが…この優しい雰囲気は何ともいえない味わいがあります。花に似合った雰囲気…と言うものも大切にしなくてはと…こんな花を見るたびに常々考えてしまいますね。

昨日は雪が心配されましたが…
この辺りは殆ど小雨交じりの状態で完全な雪にはならなかったようです。

今年は今のところ一安心ですね。

こんな小雪交じりの寒さの厳しい日の翌日は…
抜ける様な晴天で、強い日差しによってハウス内の温度も一気に上昇します。

これまで硬い蕾だった雪割草たちも少しづつですが開花が始まるのです。

実は…
昨日の様な曇天や悪天候の日の方が作業が進みます。
他にやる事もないですから…。

でも…
今日の様な晴天になると花見をせずには居られません…。
いやでも仕事が止まるんですよねsweat01

こんな日に必ずやらなくてはいけない事…
カメラを持って、あっちうろうろ、こっちうろうろ…なのですね。

そんな訳で…今日撮影した花たちを少しだけご紹介です。

Img_6257 今年の初花」 白覆輪二段咲きとしてはかなり完成された花だと思います。二段弁の雰囲気は最高ですね!! この型の二段弁を持つ親は淡色系の親が多いので、白覆輪以前に先ずは濃色にする段階が大変なのです。花弁の型や全体のバランス等もかなり気を配って作った花の一つですが、ここまでくれば完成度はかなり高いと考えています。

Img_6268 「今年の初花」 これも白覆輪二段咲きですが、この雰囲気の二段弁も嫌いではありません。まだ初花なので二段弁が多少バラけていますが、型と質感は申し分なく、おそらくは作り込んで行くうちには綺麗に纏まってくるタイプです。外弁のほんのりとした雰囲気も好ましく、二段弁が纏まって緑でも絡めてくれたらいい味わいになりそうです。

Img_6275 今年の初花」 ほんの小さな初花なので少しさっぱりとした感じですが、色対比と花型はまずまずです。特にベースの色と白覆輪の幅とのバランスや、外弁と二段弁のバランスはそれなりにイイ感じなので…作り込んだ時にはかなり綺麗な花に仕上がりそうです。まあ…簡単に交配がバレそうな花でもあるのですが…sweat01

Img_6175 「今年の初花」 この花は青軸無毛系の千重咲きです。外弁が淡色で中心部が濃色なのでイイ感じのグラデーションになっています。青軸無毛系の持つ独特な雰囲気の花弁の質感と色艶が他にない花の雰囲気を作っています。

Img_6249 今年の初花」 この花も青軸無毛系の段咲きです。中心に小さくメシベがあるので、今のところは二段唐子咲きの様です。外弁に「真心」独特の雰囲気が残っているので、小花弁もツマ紅風に開いてバラの花の様に綺麗です。「無毛の妖艶」の様な感じに仕上がってくれれば面白いですね。

Img_6253_2 今年の初花」 この花も青軸無毛系の千重咲きです。紫花系の多かった無毛系段咲きも、クロス交配によってもココまで赤くなって、色合いも複雑化してきました。この花はまだ全開前ですが外弁の型も良く、小花弁に入る白いストライプが独自の味わいを生んでくれそうです。このタイプの花としては完成度の高い花に仕上がってくれそうですね。

「全国大会」前なので花は少しづつ小出しにしませうねsweat01

今…一番の心配事は…
「全国大会」までにチャンと咲いている展示品があるのかしら…sweat01
と言うところですね…sweat02

明日からのお天気は…。

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Img_6277 今日…咲いてました。」 以前から選別していた分離から生まれた白覆輪千重咲き。今年はかなりインパクトのあるコントラストで開花していました。花は少し小振りですが…この色対比と山野草的な草姿はとても味わい深い花でもあります。外弁のみが白覆輪と言うのも味わい深い印象を与えていますね。今年は沢山咲きそうで、とても楽しみな花なのであります…。

明日からはいよいよ
「全国大会」に備えた大切な1週間になります。

その前に…
1週間後には当園での「早咲き展」も控えております。

そんな訳で心配なのが明日からの天気です。

明日は雨模様らしいのですが…予報ではお昼前後に少し降る程度の様です。

昨日までの天気予報では、明日からは1週間はどんよりとした日が続きそうでしたが…
今確認したら明日以外は結構晴れそうで…
気温も10℃オーバーの日々が続きそうです。

こうなると花上がりにはかなりの期待が持てそうです。

今週末から来週いっぱいにかけては業者さんのご来園等も多そうですので…
僕は殆ど店には出られないと思います。

それにしても…1年なんてアッと言う間ですね!!

毎日…スピードMAXで1日が過ぎて行きます。

Img_6287 「『紫紺の王』の子」 1月30日のブログで咲き始めをご紹介した「すだれ段咲き」の2花目の写真です。この雰囲気だと中間タイプの千重咲きの様になりそうです。すだれカラーに褐緑色のリングを絡めた、色対比抜群の花は更に中心をすだれカラーに染めたとても美しい複色千重咲きです。すだれ段咲きの新しいバージョンがココに完成したかもしれませんね。

Img_6292 『紫紺の王』の子」 こちらも「すだれ×夢春」系三段咲きF1「紫紺の王」を使った「すだれ系三段」です。この独特の深みのある朱赤色と花弁の艶がすだれ系の真骨頂です。かなり正統派の三段咲きですが、すだれ系の特徴が良く出たイイ感じの花だと思います。

この1週間でどこまで花が開くかが…勝負なのです。

来週は雪割草全国大会ですが…。

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Img_6330 春告星」 大輪ではありませんが、なかなか可愛らしい白覆輪の二段唐子咲きです。二段唐子と言うよりはメシベのある千重咲きと言う感じかもしれません。このタイプでは何時も他に先駆けて開花するので、「春を告げる白覆輪」と言う意味で「春告星」と銘々しています。

いよいよ…
来週は「雪割草全国大会」が始まります。

意外に知られていない様子なので、改めての告知なのですが…

今回は全国大会が始まってから20週年記念です。

そんな訳で…今回の開催期間は…

2月20日(金)~2月22日(日)までの3日間の開催です。
(日曜日は午後3:00までの開催となります)

なお、2月21日(土)の午後1時30分からは…
武田俊夫さんによる「東京での雪割草の栽培と育種について」…
の講演会を予定しております。

理論的でわかりやすいお話ですので、皆様、是非ご聴講くださいませ。

「えっ・・・今回は3日なの・・・」
「初日は金曜日なの・・・」

と、驚いていらっしゃる方がとても多いので…
この場を利用して、「日本雪割草協会」からの告知をさせていただきました。

今週は天気がよさそうです。
早く花が咲いてくれないかなぁ~…。

Img_6386 もうすぐ開花です」 昨年選別の白覆輪しべ型二段咲きです。昨日・今日の暖かい日差しでつぼみが開き始めました。白覆輪が花弁の先端までいい感じで回っているので、とても明るくて華やかな雰囲気の花です。全開するとボリュームも出て、花弁もかなり纏まってくると思います。綺麗な花はいつ見ても気持がイイですね。

Img_6395 白覆輪系千重咲き」 決して濃色ではないのですが…1重ごとの花弁が複雑なグラデーションを絡めているので、かなり深みのある白覆輪千重咲きになっています。丸みのあるボリュームいっぱいの花は、派手さはありませんがつれづれに眺めていても見飽きぬ名花です。

毎日、展示品探しの日々です…。

花よ…咲け!!tulip

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