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雪割草全国大会のお知らせです。

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Img_6374 青軸無毛系段咲き」 2月6日のブログでご紹介しました濃赤色の青軸無毛系段咲きが開花しました。おそらくは千重咲きになってしまうと思われますが、よ~く見ると今年はメシベがほんの少しですが確認できます。少しはタネが付くかも…。ところどころに白いラインを交えた美しい大輪花で、これからの作り込みに期待が持てます。

先日のブログで「雪割草全国大会」をご紹介しましたところ…
数人の方から「雪割草全国大会」についてのお問い合わせを頂きました。

「雪割草全国大会」の日時と会場は次の通りです。

第20回記念・雪割草全国大会

日時: 平成27年2月20日(金)~2月22日(日)
時間: AM9:00~PM5:00まで(ただし、22日(日)はPM3:00まで)
会場: 上野グリーンクラブ・1~3階
    (東京都台東区上野公園3-42 TEL03-5685-5656)
    1~2階は即売場です。
    (雪割草及び関連資材を中心とした十数店の業者による即売)
    3階は展示場です。
    (雪割草の銘花・秀作及び出店業者による雪割草を使った寄せ植えの競演)

講演会: 2月21日(土) PM1:30~3:00頃まで
      武田俊夫氏による「東京での雪割草の栽培と育種について」の講演

今回はイベント性盛りだくさんです。
皆様のご来展を、協会員一同心よりお待ち申し上げます。

Img_6412 「これでも三段咲きのF1なのです」 白覆輪系日輪咲き「星の幻」と、白覆輪三段咲き「星のワルツ」との交配から生まれた「白覆輪三段咲き」のF1です。F1なのにこの花型でこの色対比は文句のつけどころがありませんね。先ずはセルフで分離による「白覆輪三段咲き」の選別…と行きたいところですが…実はこの花、本日お嫁入りなのでした。ハ・ハ・ハ…sweat02

Img_6414

Img_6416 「これでも…一応は…」 昨年選別しておいたこの花…一応「歓喜天×良聖F1」系の三段咲きです。上の花が1花目、下の花が2花目ですが…よ~く見るとそれぞれともに何枚かの花弁の一部には白覆輪が確認できます。別になんという事の無い花なのですが…これだけの三段弁のボリュームで、しかも玉斑のでない花弁に白覆輪と言うのは…良い意味で捉えると「白覆輪三段咲き」の未来に明るい兆しを感じさせてくれる花なのかもしれません。この感じでしっかりと全部の花に入る白覆輪…考えただけでもゾクゾクしますね!! 次ですよ…次!!!

今日の、たった一日の暖かさで花の動きに変化が出てきました。
今週は暖かい日が続きそう。
いよいよ…花のシーズンに突入ですかね。


今週末は「雪割草早咲き展」です。

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Img_6475 「今年の初花」 いよいよ「瑠璃」系二段咲きの交配が咲いてきました。写真の花は「瑠璃」と言うよりは…赤花系なのでその前身の「朝陽」系の二段咲きと言った感じです。「瑠璃」独特の外弁のグラデーションに、まだ疎らながらも白い二段弁とグリーンのメシベが明るく印象的な花です。まだ小さな初花ですが…少し作り込んでみたい感じの花でもあります。

今日は暖かい一日でした。

こんなポカポカとした陽射しの中で、雪割草たちの開花も一気に速まります。

と…言う事で…

今週末の2月14日(土)、15日(日)の2日間は…
当園の「雪割草・早咲き展」です。

数日前から開花した花を選別して…
2日後に迫った展示会の準備を続けています。

当日には、なるべく沢山の開花している雪割草を、
沢山のヴァリエーションを揃えて即売したいと考えています。

当日も天気は良さそうですので、
皆様のご来園を、心よりお待ち申し上げます。

Img_6433 今年の初花」 すだれ三段咲き系交配から開花した「すだれ系の姫三段咲き」です。中心はまだ未分化の三段咲きもどきですが、なんとなくオシベが利用できそうなので…今後につなげられそうな花でもあります。「すだれ三段」系の日輪咲きの♀親に「暁華F1」との交配から生まれた花ですが…実はこの兄弟がすんごいんですよん。 ご紹介は後ほどに…ね。

Img_6436 今年の初花」 これも「すだれ三段」系の交配から生まれた日輪咲きです。「錦宝」の兄弟の赤日輪咲きと、「すだれ系紫紋F1」との交配から生まれた…すだれ紅色に黄緑色の日輪弁を持つとても美しい花です。ココまでくれば「すだれ赤/黄緑三段咲き」の作出も遠くはなさそうですね。次がとても楽しみな花が選別出来ました。

Img_6441 今年の初花」 この花もすだれ三段咲き系の交配から咲いた三段咲きです。あまり「すだれ顔」を感じない花ですが、黒みを帯びた三段弁にその特徴が現れています。実は「鈴露すだれ」系の♀親に「富嶽F1」の♂親との交配から咲いた花なのですが…こんな花が作り込むと大化けするのですだれ交配は止められないのです。

Img_6443 今年の初花」 葉も全て傷んで落ちてしまった小さな株の初花なのですが、そんな小苗での初花でもこの迫力です。今日の暖かさで微妙だった蕾が開いた様なのですが、すだれ系のワインレッドにグリーン系の三段弁との対比は文句のつけどころがありません。紫日輪系交配の「阿賀蛍F1」の♀親に「すだれ紫紋」系の♂親との交配から生まれた…かなり大物になりそうな予感の「すだれ三段」です。大株になった時はどんな花芸を見せてくれるのか…今からワクワクですね!!

夜の天気予報で少し天気に変化が出始めましたね!!
寒気の影響で、これまでの予報よりも気温が下がりそうです。

そして…
来週になると展示会前までは少し天気がぐずつきそうな予報ですね。
困りました…準備が…sweat01

明日は通院日なので、午前中は不在です。
まあ…午後も作場にカンヅメなのですが…。

明日から2日間「雪割草・早咲き展」です。

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Img_6490 すだれ系三段咲き」 4年前に選別した、初期の「すだれ系三段咲き」です。「すだれ系三段♀親」と「初跳」系との交配から生まれた花ですが、大きく開く明るい褐緑色の三段弁が陽にあたるとキラキラと輝き美しい大輪花です。「すだれ系三段咲き」も作り込む程に味わいが出て楽しい花ばかりです。新しいタイプの三段咲き作出に期待が持てますね!!

明日・明後日の
2月14日(土)・15日(日)の2日間は…
当園に於きまして「雪割草・早咲き展」を開催いたします。
皆様のご来園を、心よりお待ちいたしております。

今日は通院日で朝から医者に入ったのですが…
待合室に入るや…隙間の無い程の凄い人ですsweat02

これではとても午前中には終わりません…sweat01
待ってる間に「インフルエンザ」とか…うつされたくないし…sweat02

結局、急いで薬だけもらって…
改めて2週間後に伺う事にして、急ぎ医者を出てしまいました。
お陰様で…色々と準備をする事が出来ました。

そんな訳で…今日はみんなで手分けして…
売店の入れ替えや整理、販売品の選別、ラベル付けなどなど…
なんとか展示会の準備が出来ました。

ただ…あまりに風が強かったので…
展示品の陳列や販売品の値段付けは明日の朝に持ち越しです。

この季節になって色々な花たちが咲いてきました。
お探しの花がございましたら、何なりとお申し付けくださいませ。

明日は売店に沢山の雪割草を揃えて…
皆様のご来園をお待ち申し上げます。

Img_6496 「今年の初花」 かの3499「錦華山×佐幻F1」の♀親に、「錦宝」の兄弟「13135」♂親との交配から生まれたワインレッド色の美しい「すだれ三段咲き」です。見た目の雰囲気は「錦宝」の初花の時の雰囲気に似ていますが、こちらの方が赤味が強く花弁の艶も一際です。三段弁のボリュームと花弁の室から見ても、これも何れは銘花の仲間入りをしそうな逸品だと思います。

Img_6502 今年の初花」 テンテン系の千重咲きも少しづつですが開花が始まりました。この花は花弁全体に華やかにテンテン模様を散らした雰囲気の良い千重咲きです。このままなら小花弁のボリュームもかなり出そうなのでスタンダードな千重咲きとしてはとても観賞価値の高い花になりそうです。

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 今年の初花」 こちらは「青軸系無毛千重咲き」です。まだ力が無いので二段唐子咲きの様に見えますが、作が上がると千重咲きになるものと思います。この花も一重ごとの花弁にそれぞれの彩りが見られ、リズミカルで楽しい花だと思います。この「青軸系無毛変化花」の仲間も今年は色々な系統に変化してきました。これから他の変化花には見られない一つの分野として発展する新たな系統になると考えています。

Img_6514 白覆輪系千重咲き」 白覆輪系の交配で4~5年ほど前に、白くて先端のみにピンクを絡めた小さな千重咲きを選別したものですが、その後作落ちしてなかなか力が付きませんでした。昨年辺りから漸く力が付いてこんな感じの花に変化してきました。白覆輪の花弁の中段のみを白いリングで彩ったとても可愛らしい花です。良く見るとリングの部分にはうっすらと緑を絡めているので、更なる作り込みによってはより彩り豊かな花に変化するかもしれません。初花から作り込みへの花の変化を追ってみると、「花の選別の着目点」も見えてくるかもや…ですね。

 医者で10時になって、大画面TVで「みんなの体操」の放送が始まると…
待合室のおばあさんたちが一斉にTVを見ながら体操を始めていました。

なんか…微笑ましいですね。happy01

お陰様で賑やかです!!

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Img_6571_3 本日の一番人気!!」 今日の展示品の中でも断トツで一番人気だったのはこの花です。すだれ系三段咲き中間タイプの「太陽蝶」ですね。まだ実生5年生、初花から3年目の苗ですが、類例の無い花模様と、ボリュームのある型の良い花型や大きさ、草姿等、どれをとっても欠点の無い見事な一品です。本当はまだ少しの間はナイショにしておこうと思っていたのですが、この花を一番お見せしたかった遠方のお客様に本日お越しいただいたのでおもいきって展示してみました。これからの雪割草界に新しい風と味わいを吹きこんでくれそうな…そんな花なのだと思います。

今日は「雪割草・早咲き展」の初日です。

朝から少し風は強めで、時々雲も流れてはきましたが…
それでも良い天気に恵まれて、まずまずの展示会日和でした。

お陰様をもちまして…
朝から夕方まで、お客様の途切れることなく楽しい1日でした。

遠方からのお客様も何組もの方々にお越しいただきました。
沢山のお客様に沢山の花たちをお買い上げいただきました。

皆様、本当に有難うございました。

わざわざお越しいただいた甲斐がありましたら嬉しく存じます。

明日も引き続き「早咲き展」を開催いたします。

沢山の花を取り揃えて、皆様のご来園を心よりお待ち申し上げます。

Img_6561_2 白覆輪千重咲き」 3年ほど前に選別した白覆輪の千重咲きです。丸い花型で盛り上がりの良いボリューム一杯の花で、紫、白、ピンクと三段階に分かれたグラデーションがとても明るく可愛らしい花です。作り込む毎に花色も花型もグレードアップしている花で、まだまだ進化しそうな予感なのです。

Img_6554_2 本日の目玉」 実生3年生初花の白覆輪二段咲きです。どこから見ても「恵天楽」に良く似た雰囲気の花ですが、まだ実生3年初花なのに堂々とした風格を見せてくれます。濃赤色の二段弁と、弁幅のある白覆輪の花弁とグリーンのメシベがこの花を支えています。作り込んだ時が楽しみな一品だと思います。

明日は何を展示しようかしらん♪♪♪
楽しみだわん。

「雪割草・早咲き展」無事終了いたしました。

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Img_6535 濃赤千重咲き」 「熱唱」系の交配から生まれた濃赤色に黒リングの千重咲きです。スッキリと立ち上がった花茎が印象的な草姿の美しい個体で、単調ながらも深い味わいのある花でもあります。沢山咲かせて楽しみたい系統ですね。

お陰様をもちまして…
「雪割草・早咲き展」が無事に終了いたしました。

2日間、沢山の方にお越しいただきました。
また、沢山の方に沢山の雪割草や山野草をお買い上げいただきました。

有難うございました。

遠方のお客様も多く、とても賑やかな2日間でした。

さ~て…
いよいよ明日から3日間、「全国大会」の準備です。

特に明日・明後日は集中です。
天気も気になるところですが…この2日間である程度目処をつけなくてはなりません。
なにしろまだ…ほとんどな~ンも準備してないし…sweat01

くたくたになっても…がむばらねばねばねば…。

Img_6593 今年の初花」 全体に丸みを帯びたとても美しく端正な白覆輪のシベ二段咲きです。赤桃色のストライプが白地によく映えた白覆輪で、二段弁もこのくらいでちょうど良いのかもしれません。とてもいい感じの花だと思います。

新潟では「県の花大会」が賑やかだった模様です。
時代なのでせうか、なんだか…白覆輪が沢山あった様ですね。

「全国大会」は、どの方向で攻めようかしら…な~んて…ねっ!!

「全国大会」の準備・・・。

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Img_6612 今年の初花」 知人に販売したのに…なぜかそのまま園に置いてある白覆輪二段咲きです。実は、写真を撮りたかったのでそのまま置いてあるのですね。「星条旗」と「彩宝」と言う異色の取り合わせなのですが、両者の良いところが見事に絡み合った良い花だと思います。作り込むと濃色大輪になる事は確実なので、これからの進化がとても楽しみな花なのです。

今日は…
一日を通して「全国大会」の準備に明け暮れました。

店番をスタッフに任せて…
どうやら「全国大会」前の最後の晴れの日になりそうなので…
なるべく時間を見ては選別に時間をかけました。

お昼過ぎには業者さんもお見えになっていたので…少し間が空きましたが…
それでも、なかなか良い花たちが選別出来たと思います。

夕方には暗くなり選別も終了なのですが…
明日は少しみぞれsnowまじりの寒い一日になりそうなので…
選別したすべてを加温ハウスに入れ替えて明日に備えます。

明日は朝から…
加温ハウスを25℃に上げて、一日値段付けやラベル付けを始めます。
値段を付けたものは順番に涼しい場所に移して「全国大会」に備えるのです。
展示品もそこに集めて、加温して最後の開花の状態を調節します。

泣いても笑っても…あと2日で準備終了です。
が~んば。

Img_6604_2今年の初花」 青軸系無毛二段唐子咲きです。少し薄墨色を帯びたブルー系の花が青軸系無毛種独特の雰囲気を醸し出しています。花弁のグラデーションも面白く、とても味のある花ですが…本日、お婿さんと共にお嫁入りなのです…。

Img_6609_2 今年の初花」 メシベが少ないのでたった一粒のタネのみ採種出来た「大光星」の子です。たった一粒だったのですが、赤紫色に白覆輪が綺麗に回ったとても美しい花が咲いてくれました。今年はうまくすると花粉が採れるか…切って吹かせる事が出来そうですが、おそらくやがてはシベ二段になりそうな花です。いずれにしても、つぎの世代の白覆輪段咲きを担う貴重な親株になってくれると考えています。

Img_6616_2 「今年の初花」 この花も僕の手元に一本しかない交配の花です。この花はすだれ系三段咲きの♀親「すだれ三段1号」の♀に、当園作出の大輪系濃赤三段咲きの逸品「黒紅の誉」を交配したF1です。たった一本のF1が、この様に見事なビロード紫にグリーンの日輪咲きを咲かせてくれました。まだまだ…天には見放されてはいなさそうです。この花も今後のすだれ三段系に新しい味を加えてくれそうな…とても貴重なひと鉢になると考えています。

Img_6614_2 今年の初花」 一見、千重咲きにも見える濃紫色と白覆輪のコントラストが美しい二段唐子咲きです。このタイプの花がいちばん変化しやすいタイプで、毎年のように作が変化して、完成するとアッと驚く花に変化するのもこのタイプに多く見られます。少し作り込んでみたい花でもあるのです。

Img_6623_2 今年の初花」 こちらは完全体の「白覆輪千重咲き」です。赤桃色と白覆輪とのバランスが丸みのある花弁によくマッチしています。小花弁全体にも白覆輪が出ればとても可愛らしくお洒落な花になりそうです。是非、作り込んで株立ちにしてその雰囲気を味わいたい花なのです。

Img_6618 今年の初花」 かなりぼやけていますが…一応「白覆輪系三段咲き」です。これまで色々と発表されている白覆輪三段咲きは、どちらかと言うとメシベの弁化がメインでオシベの弁化まではっきりとしているものは多くありません。そう言う点ではこの花はオシベの部分の弁化もしっかり見られて、三段咲きとしてはかなり程度が高い方だと思いますが…いかんせん弁化が進むと、花弁に玉斑や絣りが絡んでくるので…初花ではこんな感じのものが多くなります。弥彦系の三段の血が強いのもかなり影響しているのかもしません。まあ…オシベは切れそうなので、次の親には最高なのかもしれませんね。次の作り方はバッチリ…ですよん!!

これだけ毎回「白覆輪」を紹介しておいて…
「全国大会」の即売で白覆輪を持って行かなかったら…

…確実に怒られそうです…ねっcoldsweats01

「全国大会」の準備…その2.。

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Img_6633 今年の初花」 昨日ご紹介したほんのりの「白覆輪三段咲き」の兄弟です。こちらの方が白地は綺麗なのですが…やはり、ほんのりの白覆輪…と言うよりも、ほんのりの底桃色花の様な雰囲気の「白覆輪三段咲き」です。でも…この花も一応弁化はまずまずで、花型も良く白地で明るい花はオシベも切れば花粉も吹きそうなので…まあ、僕的には「良し」と言うところなのです。

今日は…
雨は殆ど降りませんでしたが…
予報どおりどんよりとした曇り空で、全く温度が上がりません。

8時半過ぎから暖房を焚いてハウスの室温を25℃にして開花を促します。

その結果…

P2170009
こんな感じで…見事に花が開いてくれました。

今年は…スタッフそれぞれが、それぞれに出来る持ち場を決めて準備をしているので、
いつもの展示会前よりもスムーズに仕事が運んでいます。

今日だけで既に13ケースの選別と仕分け、価格付けが終わって涼しい場所に移されました。

明日も天気予報ではsnowマークが付いていて気温が上がらぬ様子ですが…
なんとか今日の感じできり抜けたいと考えています。

明日はいよいよ…展示品選びです。
欲を言えば…全体的にもう少し咲き進んでほしいところですが…
今年は大鉢の開花が少ないんですよね…植え替えしてないし…sweat02sweat02sweat02

Img_6639
「売れ残ったら自分で栽培すればイイや」…と、思っているので…
今年は即売品に鉢植えの一品モノやレアもの交配親を少し多めに持って行こうと考えています。

お・た・の・し・み・に・・・・・・ね。

「全国大会」会場でお待ちいたしております!!

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Img_6637 「今年の初花」 白/グリーンの三段咲きですが…なんとなく雰囲気の良さがお気に入りの「青軸系無毛三段咲き」です。このタイプも既に発表されている花ではありますが、その中でも三段弁のボリュームと弁化の素晴らしさはなかなかのものです。「和」とか「真心」とかいろんなものが複雑に絡んでいる花ですが…とどめに「紫紋」を入れてあるので、こんな感じにセルフ分離したのだと思います。次は紫/グリーンの無毛三段なんかも期待できるかもしれませんね。(アハハハ…よ~く見ると三段咲きなのに三段弁にも毛が無いのねぇ~…eye)

明後日から3日間は「雪割草全国大会」です。
明日は搬入と審査ですね。

今回は僕と奥さんが開催中は展示会場に出ずっぱりです。
園には居ませんので、是非皆様、「全国大会」会場に遊びにいらしてください。

今日は先ほど…全国大会の荷造りが終わって帰宅してきました。

今回はスタッフそれぞれの持ち場を決めて動いたので、
例年になくとてもスムーズに仕事が進みました。

心配していた雪も…
この辺りは雨で…それでも昼過ぎごろはかなり強く降っていました。
暖房を焚きながらの選別ですが…暗いと間延びが心配です。

この2日間くらいで例によって展示品がコロコロと変更になります。
毎度のことながら…頭の痛い仕事ですね。

それでは…
上野グリーンクラブ」でお待ちいたしております。

(これから展示品の名前…かんがえなくっちゃあ~…sweat02)

雪割草全国大会

2月20日(金)~22日(日)


主催:日本雪割草協会
雪割草の年に一度の全国大会
3階会場に一堂に展示。
即売会場は、1階2階に全国の業者が参加。
展示会場:3階
即売会場:1階2階
入場無料
開催時間:9:00~17:00 最終日15:00まで
2月21日(土)は午後1時半より
武田俊夫氏による「東京での雪割草の栽培と交配について」の講演があります。
皆様のご来園を心よりお待ちいたしております。


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「雪割草全国大会」無事に終了いたしました。

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本日、PM3:00にて、「雪割草全国大会」が無事に終了いたしました。

期間中、大変沢山のお客様にお越しいただきました。
また、沢山のお客様に沢山の雪割草や山野草をお買い上げいただきました。

本当に有難うございました。

3日間全てに顔を出していただいたお客様や、遠方からのお客様も沢山お越しいただきました。

どうも有り難うございました。
搬入日も含め、とても楽しい4日間でした。

さて…会場はと言うと…

Img_0250
展示場も…

Img_0268
即売場も…
沢山の人でなかなかの賑わいでした。

Img_0317

Img_0319
土曜日の武田俊夫氏の講演も立ち見が出るほどの大盛況です!!

さて…展示品の方ですが…
今年は殆ど植え替えもせずにおさぼり状態だったのですが…
それでも当園の展示ブースは、金賞×2、銀賞×4、銅賞×2を頂く事が出来ました。

今年は搬入前の2日間の悪天候で花が全て狂ってしまいました。
それでも「何か面白いものを…楽しんでいただける花を…」と思い蕾のものもいくつか展示させていただきました。
審査の時には開いていなかったそれらの花たちですが…
初日の昼ごろから開き始めたそれらの花は、見ていただけたお客様の目には少しは楽しんでいただけたご様子で嬉しく思います。

僕のブースで話題の花はそんな花たちでした。

まず…一番質問が多く、人気だったのがこの花です。
(今回は全て、スマホでの撮影です、スミマセン。)

Img_0301

Img_0344 「はぐれ雲」 非常に珍しい花模様の青軸系テンテン花です。白地に不規則に入った青いテンテン模様がとてもリズミカルで不思議な花です。二段状のヘラシベもキュート。「こんな花見た事無い…」と言う声を沢山の方から聞きました。みなさん、見入っていましたよ。

「本当に安定しているの…」と言う声も多く聞かれましたが…ココでチョット秘蔵の写真を…

Img_0863
実はこれ「はぐれ雲」の平成25年の初花の時の写真です。
パーフェクトブックVol.11のP100左下にも無名で出ているのです。
気付いた人は殆どいらっしゃらないと思いますけど…。

作が上がって、かなりしっかりとした花になって来ましたね!!

次に人気があったのが…この花です。

Img_0244_2
この花も当園のリストやパーフェクトVol.12などに掲載された花ですが…
結構、安定性に疑問を持たれた方も多かったと思います。

実はこの通り…非常に安定した花芸なのです。
褐桃色の花弁に綺麗に回った白覆輪、濁りの無いグリーンの三段弁、そしてこの完成された花型。
「1日見ていても飽きない花ですね…」と言う、最高の御褒めのお言葉を何人もの方にいただきました。

そして…僕のブースを衝撃的にしたのが…この品種です。

Img_0299 月天」 「げってん」と読みます。一見、咲き始めは普通の三段中間タイプなのですが…三段弁が日増しに見る見る伸び始めて、外弁が欠落する頃には三段弁だけが異常に大きく開いてきます。特に、最初の1花目の力のある花の頃には三段弁の開きも大きく、今回は見事にいちばん大きな三段弁は直径を7㎝に近く広げています。展示では余りに大きく頭が重いので、全開した花のみを束ねて解り易く飾ってみました。以前は「錦春」と呼んでいた花なのですが…余りに凄い花に途中で「月天」と銘を変更しました。ちなみに「月天」とは「変わり者、変な奴、ひねくれ者、へそ曲がり」と言う…九州の一部の方言からとりました…ハハハ…sweat02

この花も固定性に疑問を感じている方がいらっしゃると思われますが…

Img_0532
この写真も平成25年に撮影した「月天」の写真です。
この時で5㎝オーバーくらいでしたね…。

最後にもう一つの人気のあった花…
誰もが「綺麗」と言っていただけたこの花は…
実生3年生の小さな苗ながら、今回「実生新花・変化花の部」で銅賞を頂きました。

Img_0347 永遠の星」 「とわのほし」と読みます。現存する白覆輪二段咲きの中では、かなり完成された花になりそうな予感を感じさせてくれる花です。花型、濃赤色と白覆輪のバランス、二段弁の纏まり、色対比など…どこをとっても欠点の無い花だと思います。これからが楽しみな花の一つですね。

そのほかにも「太陽蝶」や「雲の嶺」など、とても人気がありました。

今回は、取り急ぎですが…
簡単な御礼とご報告までにて失礼いたします。

この続きは、またの機会にご報告させていただきますね。

宴のあとは…。

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盛況だった「全国大会」も無事に終了して…

今日は雨も上がって良い天気になりました。

風も無く、穏やかな陽気で気温もグングンと上がっています。

こうなると…ハウスの中は満開ですね!!

ヤッパリ…自然光の下で自然な状態で咲いている花たちは最高です。
加温して室内で咲いている展示会場の花たちを見た後なので…
自然な状態で生き生きと咲いている花たちを見ると、なぜかホッjapaneseteaとします。

そう言えば…
今回の全国大会の当園の売品の中で、特に人気の高い花たちがありました。
それが…すだれ三段、白覆輪二段、そして…白覆輪三段などを作出する親たちです。

特に、「白覆輪三段咲き」はまだまだ未開拓の分野で、完成された花は殆ど目にする事がありません。

それゆえに…「星のワルツ」のF1等はとても好評を博しました。

今日も…作場を眺めていてフッとeye目に着いた花たちがありました。
一昨年前の初花で選別した…こんな実生5年生たちです。

Img_6657_2 白覆輪三段咲き」 「夢の光」と「星のワルツ」から作出した白覆輪三段咲きです。外弁の玉斑の部分が白く擦れて、その感じがむしろ白覆輪をより強調してくれています。オシベの弁化や三段弁のボリュームもまずまずのとても美しい白覆輪三段咲きになって来ました。

Img_6647_2 「白覆輪三段咲き」 「赤朱鷺残雪」系と「種宝」との交配から作出した白覆輪三段咲きです。桃色の花弁に褐色は絡みますが…玉斑は少ないので白覆輪がくっきりと目立ちます。三段弁の弁化もしっかりしてきたのでなかなか見ごたえのある花になって来ました。少しオシベが見られるので、今度は♂親としても利用できそうですね。

Img_6649_2 白覆輪三段咲き」 白覆輪三段咲きとしてはかなり完成された花の一つだと思います。♂親に「大満月×雅び桜」を使っているので…大輪で花弁に厚みもあり、玉斑が絡まず、何よりグリーンのボリューム一杯の三段弁が見事です。まだ咲き始めですが年々色上がりも良くなっているので、あと数年作り込んだらなかなか凄い花になりそうです。

今日の晴天も…午後3時過ぎからどしゃ降りの雨になりました。
変な陰気ですね…。

でも…明日も天気は良さそうです。

明日のまず最初は写真撮影…そして…
選別しておいた親たちがかなり咲いてきているので…
いよいよ、交配開始…ですかね。

(あれっ…いつの間にか200万アクセスを大きく超えていますね…)

あららら…。

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Img_0351 昨年の選別」 「はぐれ雲」の片親に使った花の実生から選別していたテンテンの円弁花です。全面に散ったテンテンに濃色のキメラを絡めたとても上品な花ですね。早速…「はぐれ雲」の交配にでも利用してみようと考えています。

今日は…
昨日の予報とは打って変わって、朝からどんよりとした曇り空cloudです…。

晴れると思って色々と予定していたのですが…
少し雲が厚く、なかなかスッキリしそうにはありません。

と…言う事で、今朝は急遽予定を変更して…
延び延びにしていた医者に行く事にしました。

この前と違って今日は比較的患者さんも少なく…スムーズでした。

午後には少し雲も少なくなったので…明日に備えて色々と準備です。
先ずは既に開花が始まっているこの子たちの交配から始めましょうね!!

Img_0353
「白覆輪三段咲き」の親たち…

Img_0355
「すだれ三段咲き」の親たち…

気がつけば…親鉢たちもこんな感じて…

Img_0350
いよいよ…雪割草の本格的な開花が始まって来ましたね!!

交配親たちのハウスも先日から少しづつ陽を採り始めました。
その結果…

Img_0356
こんな花たちも開花を始めてきました。

交配親のハウスには展示会にも絶対に出品しないこんな花たちが色々と…
それが「HANGAR 18」と呼ばれる所以なのですね。

明日は休園日なので…晴れれば交配開始です。

あ~した天気になぁ~れsun
(でも…業者さんも見える様な…sweat01)

今回も棚出ししながら「ながらスマホ」写真なのです…。

撮影の日…。

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Img_6681 白覆輪三段咲き」 今日、咲き始めていた白覆輪三段咲き系の花です。片親が「白覆輪三段2」のF1の♀に「夢春」を直接交配した中から選別した花です。桃色の花弁と白覆輪のバランスはとても良いのですが…残念な事にオシベ部分の弁化が弱く少し迫力不足です。一応のヘラ化は見られるので三段咲きなのだと思いますが…往々にして、オシベ部分の弁化の弱い花ほど花弁に濁りが無く、白覆輪も顕著に見られる花が多いと感じます。この辺りのギャップをどうクリアするかが、今後の「白覆輪三段咲き」の課題なのかもしれません。この花も葯が切れそうなので次のF1に期待が出来るかもしれません。

今日も昨日と同じで…
晴れて欲しかったのですが、やはり…どんよりとした曇り空cloudでした。

花粉の吹き方もいまひとつだったので…
今日は予定を変更して、1日色々な花たちを撮影していました。

お昼過ぎからは業者さんがお見えになられたので…
一緒に花探しです。
花探しは何時でも楽しいですね…また、新しい花が見つかりましたよ。

交配の準備は相変わらずなのですが…
明日も雨模様なので…交配は金曜日に延期です。

昨年辺りから「白覆輪三段咲き」作りにかなり力を入れ始めました。
今年の交配初めはその辺りから始めようと、色々と親を集めてみました。

これまでの経験から…かなり白覆輪三段咲きの作り方は解読できました。
今年は…昨年以上に、白地でクッキリストライプの白覆輪を狙ってみています。
もちろん…三段弁の厚みや、花弁作りを基本においての仕事です。

♀親はこんな感じの花を揃えています。

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そして♂親たちですね。

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♂親の殆どは「星のワルツ」のF1たちですね。

今年は…
片親を「星のワルツ」や「白覆輪三段咲き」等の子をメインに考えて…
もう方親には「巨大輪系三段咲き」の親たちを利用して作出してある「白覆輪三段の親」を利用してみようと考えています。

白覆輪に関しては「二段咲き」も「三段咲き」も…さらには「千重咲き」までも…
取り敢えずの花型や小花弁の作りはある程度クリアできていると考えています。

今年はいよいよ…色作りに入るのですね。

まだまだ…先は長いのですが…
先があるから…雪割草は面白いのですね。

先日の白覆輪三段咲きたちもイイ感じで咲き誇って来ました。
今日も撮影してみましたので…開いた姿をどうぞご覧ください。

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作り込んで、ますますイイ感じになって来ました。

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今日…新たに咲き始めてきました。
この花も作り込むと大化けしそうですね。

明日は一日…選別品の鉢上げですね…。

明日・明後日は「雪割草・本咲き展」です。

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Img_6910 白覆輪二段咲き」 先日、開花前の姿をご紹介した白覆輪二段咲きです。「淡彩」と「日だまり×御神火」の交配から生まれた花ですが…紫と白覆輪のバランス、そして二段弁との対比やバランスが絶妙でなかなかの花に仕上がって来ました。これからの白覆輪二段咲きの方向性を位置づける花の一つと考えて、この花をどう発展させるかがこれからの腕の見せどころ…なのですが…。

明日の2月28日、明後日の3月1日の2日間は…
当園におきまして「雪割草・本咲き展」を開催いたします。

銘花、秀花の展示はもとより、即売品やお値打ち品も多数ご用意しております。
皆様のご来園を心よりお待ち申し上げます。

昨日の寒さとは打って変わって…
今日は…風がありながらも陽射しが出て暖かい1日でした。

こんな日はハウスの中は絶好の交配日和…
と、言う事で…今日はいよいよ、お昼ごろから今年最初の交配を始めてみました。

予定通り、「白覆輪三段咲き」の交配を中心に…40交配が出来ました。
まずまずですね。

夕方前には団体さんが大型バスでお見えになっていたので大騒ぎ。

それでもなんとか…最初のスタートを切る事が出来ました。

メインの初花ハウスは少しピークが過ぎてきましたが…
それでも全体的には…まだまだ5分咲き手前です。

毎日楽しい花たちが咲いて来ています。
明日からの2日間、良い花を見つけ次第…ドンドン店頭に持って行こうと思います。

皆様のご来園を心よりお待ちいたしております。

Img_6856 白覆輪系二段咲き」 白覆輪の交配から生まれた、少し地合いがかった白覆輪二段咲きです。こんな雰囲気も嫌いではありません。白覆輪交配も今年は次の段階に入りました。まだまだ…みんな進化の途中なのです。

Img_6861 白覆輪千重咲き」 「乙女心寒月F2」だの、「朱鷺日輪・恋姫」だの、「乱獅子・白衣」だの、「露×魅宇」だの、「彩宝」だの、「ひな春明魅宇初F1」だの…色々混ぜたらこ~んな花が出来ました。ヤッパリ…混ぜては見るものですね(笑) まだ小さな初花ですが…既に将来が想像できるくらいに完成度抜群の綺麗な花です。ただ…「同じ交配をもう一度やれ」と言われても…大変かも…。

Img_6863 白覆輪千重咲き」 「乙女心寒月F2」と「泰星」から生まれた今年初花の白覆輪千重咲きです。小花弁に緑を絡めたやや中間タイプ的な千重咲きです。ニビ色の落ち着いた雰囲気は味がありますね。

Img_6865 白覆輪千重咲き」 上の花と兄弟です。この花は中間に黒紫色のリングを絡めた赤紫色の白覆輪千重咲きで、中間のリングによってなかなか重厚な雰囲気を醸し出しています。

Img_6916 白覆輪千重咲き」 この花も兄弟です、なんと良い交配なのでせうか…。この花はまだ中心にメシベの痕跡が残りますが…おそらくは千重になってしまうでしょう。濃紫色のストライプがなかなか鮮烈な花です。

Img_6824 彩宝と宮桜の子」 昨年選別した「彩宝F」(彩遊)と「宮桜・上」(白シベ)との交配から生まれた白覆輪標準花です。どちらかと言うと両方のいいとこどりの花ですね。丸い濃赤色の花弁にクッキリと回った白覆輪がとても美しい花です。この交配は50以上の苗を作ったのですが…カイワレの段階で殆どがお嫁入りと言う前代未聞の交配でした。僕が花を見たのはこの花を含めて5本だけですsweat02 こんな標準花の白覆輪交配も毎年続けなければいけないのですね。が~んば…。

明日もイイ花…見つかると嬉しいなぁ~。

本咲き展・1日目…です。

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Img_6919 白覆輪二段咲き」 「彩宝」の分離から生まれた白覆輪二段咲きです。赤と白覆輪との色バランスがとても美しく、纏まりの良い日輪二段弁とのバランスも美しい逸品です。いかに「彩宝」と言えど…こんな花は滅多に出ませんね。この花は本日…お嫁入りです。

今日は天気も良く暖かい一日でした。

「雪割草・本咲き展」の初日にはサイコーの天気です。

ただ…「本咲き展」の初日にしてはかなりスロースタートでした。

遠方からお越しのお客様を皮切りに、最初は何人かいらしたお客様も…
お昼ごろにはパラパラとなり…少し心配の予感です…。

なにしろ絶好の「交配日和」だったので…
この後の天気の崩れを予想して、皆様、ご自身の交配を優先されたのだと思います。

お昼を過ぎた頃から…心配していた人の動きも出始めて…
過ぎてみれば、夕方までには人の途切れる間もなく過ぎて行きました。
なかには1日遊んで行かれた方も…。

お陰様で気がつけば、結果的に沢山の雪割草たちがお嫁入りでした。

皆様、どうも有難うございました。

僕は朝から展示品を並べて…
後は一日、作場を出たり入ったり往復して、新しい花たちをどんどん運んでいました。

予定していた展示品の撮影も殆ど出来ませんでした。

お陰様で売店は花だらけです。

明日も引き続き「本咲き展」です。

皆様のご来園をお待ちいたしております。

Img_6933 本日の人気花」 まだ小さな初花ですが今日の人気一番はこの花でした。「紅すだれ」系♀親に、「天唱」を交配した「すだれ三段咲き」です。真紅の花弁にキラキラ光る黄緑色のリングがとても美しい花です。この花のおかげで「すだれ三段親」も色々とお嫁入りになりました。

Img_6924 今年の初花」 濃色に白覆輪を絡めた日輪二段咲きです。この二つの花は実は同じ交配から生まれています。もうすぐ「ひなまつり」ですが、まるで男雛・女雛の様な雰囲気が可愛らしいですね。

Img_6936 今年の初花」 分離から生まれた実生4年生初花の「青軸系無毛吹きかけ二段咲き」です。青軸無毛系で吹きかけ絞りの外弁と言うのは珍しく、纏まった二段弁もシベの色を変えて面白い味わいの花です。青軸無毛系の進化も地味ながら着実に進んでいます。楽しい一群ですね。

Img_6956 今年の初花」 相変わらず初花はボケェ~っとした感じですが…本日咲き始めた「白覆輪系三段咲き」です。淡い桃色の花弁に白覆輪を絡めた優しい花色で、三段弁の完成度もまずまずです。これから数年作り込んで、はたしてどこまで色上げしてくるか…こんな花が意外に大きく変化します。また…楽しみが増えましたね!!

明日は少し天気の崩れが心配です。
でも…その方が値段付け等も進みます。

明日も皆様のご来園を、心よりお待ち申し上げます。


本咲き展・2日目。

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Img_6963 白覆輪千重咲き」 可愛い雰囲気の白覆輪千重咲きです。派手さはありませんが…見ていて飽きない優しい花は大好きです。

今日は「雪割草・本咲き展」の2日目です。

が…
朝からどんよりとした小雨空です。

それでも朝から少しストーブ焚いて花を開かせたら…
早速何組かのお客様にお越しいただきました。

夕方までには雨も強くなり…お客様も引けてきましたので…
このシーズンはスタッフみんなクタクタ…こんなチャンスは滅多にない…
と言う事で…
雨が強くなったのを機に、少し早めの引き上げとさせていただきました。

それでもお陰様で…
こんな雨の日でも沢山の雪割草たちがお嫁入りとなりました。

皆様、有難うございました。

次の3月7日(土)~8日(日)はいよいよ「実生新花展・その1」です。

まだまだ、皆様のご来園をお待ちいたしております。

Img_6892 今年の初花」 この冬にリストで販売して人気集中した「テンテン三段親・セルフ」の残りが咲き始めました。このセルフ苗はかなり人気があって葉のある苗はすべて完売…かろうじて葉の無くなった小さな苗が少しだけ残っていました。そんな中で既にこんな三段咲きが3つ程開花しました。きっとお求めになられたお客様にも「大当たり」があったのではないでせうか!?? そうであれば…とても嬉しいですね。

Img_6974 今年の初花」 西山産の大輪青軸無毛種と種馬との交配から分離して開花した青軸無毛系三段咲き中間タイプです。白とグリーンのコントラストが美しく、キリッとした花になりそうです。

Img_6890 今年の初花」 この花も白覆輪三段咲き系ですが、やはりオシベ部分の弁化が少し弱いので改良の余地は沢山ありですねsweat01 このタイプの花は分離でもクロスでも結構生まれるのですが…この後の仕事がまだまだ大変ですね。

Img_6885 今年の初花」 なんとなく面白い雰囲気のすだれ系二段咲きです。適当に入るすだれ絞りが面白いアクセントですね。花型はまずまずで…ここからが始まりの花なのです。

明日から本格的な交配のスタートにしたいのですが…
今週も何組かの業者さん等のご来園の予定がありそうです。

いよいよ…楽しい季節になって来ましたね!!

今年は楽しひ…。

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Img_7013 今年の初花」 昨年未開花の4年生の初花からの選別です。明るい赤い花弁の周縁を綺麗に縁取る白覆輪と、中心にバランス良く纏まったシベ型の二段弁がとてもお洒落な白覆輪二段咲きです。こんな花が沢山作れれば楽しいのですが…まだまだだねぇ~…。

今日は朝からいい天気…昨日の天気が嘘の様です。

絶好の「交配日和」…と、朝から勇んで園に出掛けましたが…
園に着くなり…既に業者さんが…

結局、一日ドタバタしていたので…
本日の交配は10交配で終わってしまいました。

でも…交配出来なかったいちばんの原因は…
そうです…「お花見」しちゃったんですね!!

どうしてもこの時期は作場で咲き始めた初花たちが気になります。

今年はかなり、これまでとは花の雰囲気が変わってきているので…
とにかく「お花見」が楽しいのです!!

あんな花見つけたり…こんな花見つけたり…
毎日がと~っても楽しいですね。

育種家冥利に尽きますね!!

明日は曇り模様ですし…朝から業者さんも数件の予定ですので…
交配はお休みにしようと思っています。

今週末前からが…集中ですね。

本日はこんな憎いやつらが咲いていました。

Img_6979 「今年の初花」 ついに登場…青軸黄花系三段咲きです。このタイプはどうしてもクリーム色になりますが…デジカメでは黄色やクリーム色が出にくいので、白花では無い雰囲気だけでも伝わりますでしょうか。しっかりとオシベの弁化も出来ている様なので、この花型でこの三段弁ならまずまずの完成度と考えています。作り込んでみたい花になりそうですね。

Img_6977 「今年の初花」 青軸無毛系の三段咲きです。♀は「青軸無毛花×熱唱」で♂は「彩×初美仙」とのクロスから生まれた三段咲きです。当然、泥軸で有毛のF1どうしのクロスなので、青軸無毛自体の確率も2~3割程度でした。実はこの個体は、その3割程の青軸無毛の中でも1花目、2花目がナメクジに食べられていて…食べた残骸がなんとなく気になったので…最後の花を待って確認したら三段咲きだった個体なのです。やっと咲いている3花目なのでまだ貧弱ですが…親が親なので、作り込むとすんごい花になるかもしれません。こんな花が見つかるたびに親の力を確信できるので…初花のチェックはとても大事な作業なのです。

Img_6985 今年の初花」 テンテン交配の分離から生まれた花ですが、外弁が青紫色のテンテン花でシャモジ型の小花弁をグリーンに染めた珍しい色対比の三段型中間タイプの千重咲き??です。僕のとこではテンテン花でこの中間タイプは珍しいもので、緑の小花弁にもテンテンが散っているのが解ります。もう少しで全開ですが…おそらくはかなり綺麗な花になりそうな予感ですね。

花探しはとても楽しひですよ。

水曜日は変な天気の様ですが…
気温は高いので交配は出来そうですね!!

「白覆輪」の向こう側…。

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01 白覆輪二段咲き」 ここ数日の暖かさで、当園の「18番格納庫」(Hangar18)の交配親花たちも開花が始まりました。ここには様々な白覆輪段咲きの親たちが眠っています。いよいよ…本格的な交配シーズンの到来なのです…。

今日は…
急速に発達した南岸低気圧のお陰で、とても暖かい一日でした。

この辺りは18~19℃近くまで気温が上がった様子です。
が…その分、北へ移動した低気圧の影響で北海道東部の雪は大変な様子です。

今日は休園日でしたが…
雨のあがったお昼前ごろから園に出向いて、いつものこの時期のお仕事です。

この雪割草の時期はやることがい~っぱい…
交配して、写真撮影して、選別して、振り分けて、鉢植えを作って、値段を決めて…
アッ…と言う間に一日が過ぎて行きます。

も~…頭がパニックですね。

さてさて…
多くの方のお話を聞くと、今年の雪割草の動向は白覆輪が中心の様ですね。
このブログも最近では白覆輪の写真や話が主流になってますね。
いちおう…流行には乗っているようですねsweat01

この白覆輪たち…
数年前までの白覆輪とは打って変わって…ただ白覆輪なら良い…という時代では無くなりました。
とくに、この1~2年の間の進歩は素晴らしく…
各地で普通に濃色花なのにクッキリと白覆輪…と言う花も数多く見受けられます。

イイ時代…ですね!!

でも…ここに来て一気にグレードアップが要求されるようになった白覆輪たち…
これからはどんな花を目指せば良いのでせうか!??

今年の交配は3年後に開花します。
3年後の白覆輪はおそらく…
色が濃いだけ、花型が良いだけ、白覆輪なだけ…では通用しないと考えています。

僕は花の散り方や枯れ方に意外と執着しています。
花弁が弱いと…どんなに色が良くてコントラストがくっきりしていても、枯れ方が汚いのです。

やはり花弁に厚みがあり、花型も無理の無い整型花で、コントラストも良く、花芸にも纏まりが見られる花が基本だと考えます。
そして…そこに深い味わいや、毎日変化する吟味、花の品格、風情や愛らしさ等が加わって初めて完成された花になると考えています。

と…こんな事を書いては、だんだん自分の首を絞めて行くのであります…sweat02

まあ…どうなる事かは解りませんが…
そんな事を考えながら交配するのも楽しそうです。

昨日・今日の暖かさで…
いよいよ当園の「Hagar 18」のタネ親たちの開花も始まりました。

今回はこの中に眠っている、開花の始まった「白覆輪の親株」たちの一部を特別公開してみますね。

白覆輪のタネ親たちも、ここ数年でどんどんと入れ替わっています。
時代にあった花たち…に、変化しているのです。

この「Hangar 18」の花たちは、毎年一部の花以外は当園でも展示される事もありません。
もちろん…「全国大会」等で展示する様な花でもありません。
ひっそりと…このハウスの中で眠っている花たちなのです。

今回は特別に…♀親や♂親たちを撮影したので、参考までにご覧ください。

先ずは…開花の始まった♀親たちです。

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つづいて…滅多に見せない♂親たちです。

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どうです…なかなか綺麗でせう??

さてさて…こんな花たちを使って、どこまで「白覆輪の向こう側」に辿りつけるのでせうか!??

そんな訳で…
明日からいよいよ…本格的な交配に入ります。
今年はこれまでの交配とは大きく変化させたいと考えています。

僕は明日以降、少なくとも土・日以外は4月上旬まで交配室に引き籠りますので…
その期間は全く売店にはおらず、殆どお客様のお相手は出来ないと思います。

どうしても…と言う方は、展示会の土・日をご利用くださいませ。

なにしろ僕にしかできない仕事です。
勝手ながら…
悪しからずご了承のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

「白覆輪」の向こう側…2。

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01_2 白覆輪三段咲き」 今年の当園で話題No.1の花と言えばこの花です。漸く全開したのでまたまた撮影してみました。初花から3年が経って芸が安定してきたので「星の極」と銘々してみました。実はこの花は6種類の花の交配で出来た白覆輪三段咲きです。その6種類は「露の光」「魅宇」「初鏡」「跳珠」「大満月」「雅び桜」です。あれれれ…この中で白覆輪の花は「魅宇」しかないぞぉ~…。(またまた…すんごいヒントを書いてしまった…反省sweat01)

今日も暖かく…少し風が強く吹いていましたが、交配に支障の無い天気でした。

時間の合間を見ての交配でしたが…それでも取り敢えず今日までで120交配が過ぎました。

さて…
昨日は「白覆輪二段咲き」をメインにお話ししましたが…。

今日は…皆様、興味ありありの「白覆輪三段咲き」について記してみたいと思います。

取り敢えず今…皆様が注目しながらも一番の難関がこの花芸ではないでせうか!??

「どうすれば白覆輪三段咲き」が作れるか…
当面はここから既に課題となるのかもしれません。

でも…
取り敢えず、「白覆輪」で「三段咲き」を作るだけならある程度の型は見えてきました。

問題は、そこに何を加えていくか…ですね。

色はやはり、白覆輪に擦れが無く鮮明な色合いが良いですね。
三段弁の開きも良く、オシベ部分の弁化が顕著なものが良いと思います。
花型もしっかりとした肉厚弁で、咲き姿も美しいものが良いでしょう。

こんな事を考えながら…今年の交配を進めています。

取り敢えず…今、咲き始めた「白覆輪三段咲き」の予備軍たちをご覧ください。

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こんな感じの花が3年前までの交配では咲いているのですが…
なんだかみんな…ボヤ~っとした感じの花ばかりですね。

実は白覆輪三段咲きは、初花や小苗のうちはこんな感じの花が多く見られます。
良く見ないと解り難いのですね!!
これを2年・3年と作り込んで行くうちに、白覆輪も鮮明になり花色もあがってきます。
色の鮮度も三段弁のボリュームが出てくるのも3年目以降からですね。

Upでは解り難いので、サムネイルか…
画面を50%縮小くらいにすると雰囲気が伝わると思います。(白覆輪が見えてきます)

何れの花もけっこう…オシベを切開して花粉が使えそうですね。
今年はこれらの花からも色々なF1作りを試みようと考えています。

この花の中には「紫紋」「雅び桜」等大輪系を使った花も含まれていますよ。

実は…昨年から少し、作り方を変えてみています。
と…いうのも、冒頭の花が咲いた事によって…
白覆輪の鮮明さや玉斑を出さない方法、三段弁のボリュームと鮮度の出し方が…
かなり確実なところまで解って来たような気がするのです。

参考までに…今年交配予定の♀親たちも少しご紹介です。

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最初の2枚は以前からの親の延長です。
次の3枚目は「跳珠」、4枚目は「初跳」を使った♀親です。
次の5・6枚目は「炎環」系を使った♀親ですね。
そして…最後の7・8枚目が「熱唱」系の♀親です。

これらはほんの一部ですが…
今年はこんな感じの親たちを使って…
これまでと少し異なった交配方法で「白覆輪三段咲き」作りに挑戦しています。

果たして…3年後に、どこまで「白覆輪三段咲き」の向こう側に行く事が出来るのか…

今から少しづつ…楽しみなのであります。

終花の美学…。

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01_2 「紅すだれ系三段咲き」 今年初花の「すだれ系三段咲き」です。♀親に「炎環F1」♂親に「紫紺の王」との交配で生まれた花なので花弁の質が非常に良い濃紫色の三段咲きです。作り込むとかなり良い花になりそうですね。オシベも切れそうな雰囲気が…。

明日・明後日の3月7日(土)、3月8日(日)は「雪割草・実生新花展その1」です。

今日も交配したり業者さんが見えたりのドタバタでしたので…
明日の朝から売品と展示品の入れ替えですsweat01

皆様のご来園を心よりお待ち申し上げます。

さて…
先日、ほんのさわり程度ですが…
「花の枯れ方」や「散り方」について記してみました。

どんなに綺麗に咲いた花でも…
日がたつと花弁が弱くなり捩れが出たり花色に擦れが出てくる花は、折角咲いていても見ていて飽きの来る事があります。

これらの殆どは「花弁の質」の弱さが原因です。
往々にして、急いで作ろうと交配されたものやセルフ分離の花等に多く見受けられます。

今日は天気も良かったので、今年初めての「紅すだれ系三段咲き」交配を始めました。

この「紅すだれ系」の交配こそが、「花弁の質」に最も注意したい花たちなのです。

すだれ系の花たちはその特異な色彩から咲き始めはハッとする美しさを見せてくれます。
ただし…花弁の弱い花も少なくなく…
花後すぐに花弁が捩れ初めて、やがて花色も擦れて透けてヘロヘロになってしまいます。

これらは「作り込み」によって改善されるものもありますが…
折角綺麗に咲いた花でもやがて花弁は捩れて、満開の頃には少し雑然とした感じになってしまいガッカリします。

花弁の質の良い花は散り際まで花弁の厚みと色を保ちます。
最後まで綺麗さを保ったままで散って行く美学…

それゆえに「紅すだれ」交配には「花弁の修正」がとても重要な課題になるのです。

言い換えれば、花弁の修正された「紅すだれ」系交配は「無敵」なのです。

当園では…
この「紅すだれ系交配」は先ず花弁の修正から始めています。

やはり、弁質の強いものとの交配から「花弁作り」をする事によって、「終花の美しい花」作りへと繋がります。

それでも「紅すだれ」系の花弁の修正は難敵です。

今年も、そこの部分を最大のポイントと考えて交配を始めてみましたが…はたして…。

02_2 紅すだれ系三段咲き」 先日ブログでご紹介した♂親に「天唱」を使ったすだれ系三段咲きが開花しました。初花ですが真紅の花弁は厚みがあり黄緑色の三段弁とのコントラストもとても美しい花です

03_2 紅すだれ系三段咲き」 この花も今年の初花ですが、♀親に「阿賀蛍」系日輪、♂親に「すだれ紫紋」系の花を使った交配の選別です。初花なのに5花も咲いてしまい力が分散してしまったためか、三段弁も開かずに花弁にも「すだれの悪魔」が出ています。力が付けば両親の力を考えると花弁の修正も出来るとは思うのですが、なにより三段咲きにも「すだれ絣り」や「すだれ絞り」を絡めることが出来たのは収穫です。

04 紅すだれ系三段咲き」 この花も♂親に「すだれ紫紋」を利用した花です。♀親は「錦宝」兄弟の花型の良い日輪咲きを利用しているので花弁の質は抜群です。この写真は2月中頃に撮影したものですが、この花は未だにしっかりとした花弁を保っています。花弁の絣り模様や色模様の雰囲気などは「紅すだれ系三段咲き」独特のもので、他には見られない雰囲気を醸し出しています。

とかく花弁の弱さが目立つ「紅すだれ」系交配を克服するポイントは♀親にあります。

昨年にも記しましたが、「紅すだれ」系の花は「半優性」的な性質があるように感じますので、そこの部分を理解して、うまくすだれ系の血を残しながらも花弁の修正を繰り返すのです。

少しづつですが…花弁の修正を続けている♀親たちを少しご紹介します。

05 すだれ系三段♀親」 ♂親に花弁の質の良い巨大輪の青軸系円弁白花を利用した「青軸系白円弁大輪花×紫紋」のF1を使ったものです。見るからに弁質は向上してきました。

06 すだれ系三段♀親」 弁質の良い「八海山×初跳」に「紅すだれ」を戻し交配した日輪咲きです。大輪でどっしりとした雰囲気の良い綺麗な花です。この花からも既にカイワレですが三段咲きが産まれています。

07 すだれ系三段♀親」 上の写真とは兄弟です。厚みのある花弁にすだれ絣の入った味わい深い色味の花です。

08 すだれ系三段♀親」 今年の初花ですが、「すだれ系三段♀親」に「鉄心系跳珠F1」との交配から選別した花です。「すだれ・鉄心」ともに花弁の弱さは顕著なので、双方の片親で花弁の修正を試みた交配です。初花でこの雰囲気ならば、まずまずの合格点だと思いますが、花弁先端の捩れは少し気になります。

09 すだれ系三段♀親」 「すだれ系三段♀親」に「将軍F1」との交配から選別した今年の初花です。「将軍」系の交配は、花型をすべて「将軍」の花型にしてくれるので…解りやすい分だけすだれ三段交配には利用しやすいものです。この花も見事に「将軍」の雰囲気を残した花弁の良い花だと思います。

10 すだれ系三段♀親」 こちらは「熱唱」系の♂親を利用した初花です。もちろん「7877」ですね。♀は「すだれ系×雅び桜系」なのでココまでの修正が出来たのだと思います。このパターンで交配を繰り返せば色々と良い「すだれ系三段」の作出が可能になると考えます。

折角なので…今年期待の親もほんのチョット…。

11 すだれ系三段用親」 今年の初花ですが巨大輪で花弁の質の良いこの花は、「王妃×紅すだれ」の♀親に「炎環F1」♂親との交配から選別した花です。「炎環」系の交配は殆どの花を「炎環」の花弁に修正してくれます。花弁の質と厚みを作る力は半端ではありません。おそらくは「紅すだれ」の花弁を修正するパワーも秘めていると考えています。今年はオシベはありますが、葯部分が貧弱で花粉は吹いてくれそうにありません。

12 すだれ系交配用親」 この花は「紅すだれ」系ではありませんが、今後のすだれ三段系にはとても良い役割を担ってくれる花の一つと考えています。この花こそが僕の秘蔵品「燈紅×炎環」です。独自の橙紅色を見せる「燈紅」に直接「炎環」の花粉を付けて交配した「F1」です。上の写真と比べてみても「炎環」の花型がしっかり受け継がれているのが解ります。昨年初花の小さな株だったのですが、今年は少しガッシリしてきたので…花粉はフル回転ですね。

「すだれ系三段咲き」交配の為のF1作り用の♀親も同時進行で作っています。

今年は…こんな花たちからF1を作ってみたいと考えています。

13 「丸すだれ1号」 佐渡産の紫大輪円弁花「大星」と「紅すだれ」の交配から選別した大輪ですだれ絣の散った円弁花です。肉厚で見事な花になって来ました。

14 丸すだれ2号」 上の写真の兄弟です。こちらは花全体がニビ色のすだれ独特の雰囲気を残した花です。花弁の厚みや弁質はなかなか良い大輪花です。

15 富有柿」 こちらは「鉄心」系の円弁乙女咲きです。完全乙女なので弁化能力は疑問ですが…「鉄心」系でココまで肉厚円弁の花は先ずありません。この花だけ観賞していても充分に素晴らしい花です。銘々の由来は「富澤さんちに有った柿の様な色と型の花」…で「富有柿」なのですsweat01

「紅すだれ系段咲き」作りの極意…

・細かい事は知らんですが…すだれの性質は半優性的である。
・すだれ系ばかりで交配していると花弁が弱くなる。
・白花や淡色花の使い方で花模様は大きく変化する。

ここんとこテストに出るので覚えて置きませう!!

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