「カワミドリ純白花」 お茶花として人気の高いカワミドリの青軸純白花です。種子から選別したものですが、青軸の発生率は50%。その中には純白花や淡いピンク色を帯びたもの等もあります。1つの花で色々な花色が出てくると、それはそれで楽しいコレクションへと進化します。庭植えでも人気のある花ですので、暑い初夏に涼しげな白花はお勧めですね。
なんだか…
毎日、だらだらとした雨が続きますね!!
こんな時は仕事もなかなか手に着かないものです。
今日は…休園日なので…1日家仕事の予定でしたが…
メダカ屋さんの知人が遊びに来ると言うので、午後から園に向かいます。
そうそう…お昼頃には時間が出来たので、久しぶりに床屋にも行けました。
漸くサッパリです。
でも…今日園に行った目的はもう一つ…
それは…昨年入手した「この花」が気になったからなのです。
その花とは…コレですね。
「カキラン『柿の獅子舞』」 以前からず~っと気になっていたカキランの「子宝咲き」です。一時は絶種とも言われていた花ですが、少し気になるところがあって…唯でさえ数の少ない花なのに無理言って昨年の夏に分けていただきました。でも昨年はそのまま蕾落ちしてしまい花が咲かず、気になっていた事を確認できませんでした。今年、初めてこの目で花を見て…その「気になる事」は「確信」に変わったのです。
この写真は、3日前に開花した時の写真です。
以前見たときの写真と同じく、花の中心に複数のコラムが見られます。
そして…次の写真が今日撮影した同じ花の写真です。
コラムに注目ですよ!!
どうですか!??
開花から3日経って、全てのコラムの周りに黄色い粉が吹いているのが良く解ります。
そうです…おもいっきり「花粉」を吹いているのですね。
それも…コラムの数だけ花粉が付いています。
「子宝咲き」なのですが…
普通の花よりもコラムが多いので、その分花粉の量も多いのですね!!
僕の予感は的中しました。
この花は八重咲きですが花粉を持っているのです…それも…沢山。
カキランの仲間の中では「ヤクシマカキラン」が発芽が良いと言われています。
数人の知人が試みた中でも、ヤクシマカキランやその交配種たちは確かに他と比べても発芽が良い様子です。
そんな訳で…現在丁度、グッドタイミングで知人から分けていただいたヤクシマカキラン系の交配種たちが色々と開花を始めています。
この「柿の獅子舞」の花粉をそれらとの交配でF1を作ってみる事にしました。
チョットつま楊枝で花粉をひっかいてみると…
なかなかいい感じで採取する事が出来ます。
こんな感じの花粉塊がいくつも採取できるのです。
まだまだ蕾もいくつもあるので…
花粉が採れる度に色々と交配して遊んでみましょうね!!
うまくタネが出来たら面白いですよ。
なにしろ「カキラン子宝咲き」のF1なのですから…。
僕の経験上、この手の花の変異は♂親で交配遺伝も可能です。
もっとも、「柿の獅子舞」自体は子房が退化しているのでタネは出来ません。
あとは…この芸が「半優性」か、「劣勢ホモ」かで答えが決まります。
まあ…この手の花は僕の予想では………
「カキラン」もまだまだ面白い花の情報が入って来ています。
新しい花作りゴッコが…またまた始まりそうですね。