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灰色悪魔の季節・・2。

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Img_0394 「ウラシマソウ・黒花」 2005年に採取したものを2008年に千葉の知人から小さな小芋を分けていただいたものですが・・・今年始めて開花しました。「黒花」としかラベルには書いていなかったのですが・・・花の黒さは「黒真珠」レベルの艶の無い黒花の逸品です。まだ小さな開花苗で仏炎苞に少しかすれが見られますが、もう少し作り込むと更に黒さは増すのではないかと思います。年数がたっているので小芋が分けてあると思い、欲をかいて探したのですが解りませんでした。まあ・・・そんなものです・・・。

雪割草の葉の展開もかなり進んできました。
日毎に葉に硬さが増してきて・・・そろそろ止葉も出揃うかと言うところです。

ココまで来ると・・・「灰色の悪魔」も一安心です。

今年「灰色の悪魔」が発生した苗を見てみると・・・
やはり、昨秋からこの春に植え替えたものが多く見られます。
実は・・・かなり密集した鉢植えでも、かなり花弁の落ちた痕跡のある鉢でも・・・
植え替えずに1年以上そのままにしておいた鉢植えには「灰色の悪魔」は余り発生していません。

新しい用土に変えた時の「なにか」によって、この病気は発生しやすいように感じます。

ただし・・・これは鉢植えのみに言える事です。
ポット苗に至っては、密集して蒸れやすいケース等は普通に発生してきます。

と…言う事は・・・
時間が無くて忙しい時には・・・
取り敢えず、昨秋以降に植え替えた鉢だけでも花摘みと古葉の整理をしておけば・・・
「灰色の悪魔」はかなり防げるのではないかと思います。

ここ数日、風の強い日が続いています。
こんな時は脱水による葉の萎れも怖いものです。
折角伸びた新葉が萎れ、灌水により戻り、また萎れ・・・
これの繰り返しにより傷むと、ここにも「灰色の悪魔」はやって来ます。

今日の様に風の強い日は・・・
どんな作業にもまして、早めの灌水が重要です。
風を読んで、気象を読んで、萎れさせないための灌水のタイミングを見測る!!
どこを優先するかを考えて、1日の動きのムダを極力なくす。
これが出来れば大したものなのですが・・・
出来る出来ないも・・・個人差なのですよね・・・。
やれやれ・・・ですね。

Img_0369 「ウラシマソウ・黒花」 こちらも別な千葉の方から分けていただいたウラシマソウの黒茶花です。「黒花」としてはまずまずの花なのですが、丸みを帯びた仏炎苞の型がとてもよく気に入っています。

Img_0359 「ウラシマソウ・黒花」 この花も上の写真の坪採り兄弟株です。こちらの方が少し茶色みの強いものですが、花はとても大きく見事です。千葉では比較的栽培されているタイプの「黒花」だと思います。

Img_0404 「ウラシマソウ・赤花たち」 紀州産の赤花君たちも続々と咲いてきました。赤黒い花は迫力があり人目をひきますが、サーモンピンクの柔らかい色味もまた好きなタイプです。紀州産のウラシマソウは比較的スリムで腰高の個体が多く見られます。葉姿や草姿だけ見るとナンゴクウラシマソウと区別のつかないものも結構多いですね。

売店・・・賑やかになって来ました。

春ですね。


そろ~り・・そろ~りと発進です。

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Img_0424 「ヤマシャクヤク八重咲き」 五木牡丹系のヤマシャクヤクもいよいよピークを過ぎてきました。ラストを飾るのは「五木牡丹No.22」です。この花は植え込み当初から小さな苗だったので今年初めての開花ですが・・・中苗の株立ちの割にはなかなか見事な牡丹咲きになりました。なにしろ花の盛り上がりが半端ではありません。大輪の花は、まるでボールの様に大きく膨らんでおります。この花も秋の株分け予約が入っています。「五木牡丹シリーズ」今年は大人気でしたね。

今日は仕事の途中で時間を作って、
スタッフみんなで今年からの動きについてのミーティングです。

今年はみんなでそれぞれの分担を決めて・・・
スタッフそれぞれがより良い苗作りと販売力に磨きをかけたいと考えています。

これまでは「作る事」に集中していた仕事も・・・
売れる苗作り、喜ばれる苗作りへと努力を重ねて行きます。

これからのショップの運営やリストの事など・・・
まだまだやりたいと考えている事は沢山沢山あるのです。

明日からは少しづつですが、これからの目標に向かって前進していきます。

慣れない事ゆえ、時には粗相もあるとは存じますが・・・
どうぞ皆様、暖かい目で見守っていただければ嬉しく思います。

みんなで作る「(株)アルペンガーデンやまくさ」を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

Img_0437 「ウラシマソウ「珊瑚」」 今年は少し陽が強かったので、かなり短めでずんぐりとなってしまいました。それにしてもこの色彩は、最初に見たときから強烈な印象でした。主だって雑誌で紹介されている「珊瑚」は殆どがこの個体なので・・・この個体が一番「珊瑚」のイメージを作った花かもしれません。千葉県の誇る後世に残る銘花だと思います。

Img_0448 「ウラシマソウ「緑炎」」 当園で入手した時はまだ無名の花でしたが、のちに「緑炎」の銘が付けられました。仏炎苞内部の紅は作により濃淡が見られますが、その後も違う銘で幾度がこの花を入手しましたが、特徴的な花でもあり名前が違っても一目でそれと解ります。渋いながらも味わい深い千葉県産の銘花です。

Img_0454 「ウラシマソウ・無名茶花」 知人から分けていただいた千葉県産の茶花です。このタイプの色彩は多く見られますが、仏炎苞の開きが抜群でこの個体は観賞価値の高い花だと思います。上品な味わいがイイですね。

Img_0464 「ウラシマソウ・無名薄茶色花」 千葉県産のウラシマソウのラストはこの花です。 少し黄色味がかった薄茶色の珍しい色合いの花です。薄茶色から濃い茶色、鶯色等は千葉産ならではの色彩です。この手の色は千葉の独壇場ですね!!

今日は気分を変えて「こんなの」はいかがでしょうか!??
この冬に世界で一番注目された曲の一つですね!!
(泣きのレスポール、ヤッパリ本家はカッコイイ!!)

ポカポカ過ぎ・・。

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Img_0562 「ウラシマソウ「緋翠」」 紀州産の日の丸タイプの銘花です。 この系統は他産地に比して緑色に濁りが少なく、仏炎苞の中心を彩る紅色との対比がとても美しいものです。花口の開きも良く、是非増殖したい逸品なのです。

毎日暖かい日が続いております。

日中はとにかくポカポカと・・・少し動けば汗ばむほどの暖かさです。

お陰様でここ数日は・・・
山野草やら、ヤマシャクヤクやら、ウラシマソウやら、斑入り植物やらで・・・
毎日お客様が途切れません。

そんな訳で僕は・・・
自分の仕事をしようにも、結構呼び出されて・・・
なかなか自分の仕事に手がつけられません。

嬉しい悲鳴なのですが・・・
まだ雪割草のタネの袋かけなども途中でストップです。

この暖かさで・・・
早いものは手で触れるとタネが落ち始めています。
ど~しませう!??

ここ数日は集中して袋かけに精を出します。
でないと・・・折角交配した種子たちがボロボロと落ちてしまいます。

少しでも時間稼ぎを・・・と考えて・・・
火曜日からタイベックで遮光を始めました。
昨年よりも5日早い遮光です。

毎日・・・時間との戦いです。
たのむから・・・おしごとさせてね!!

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Img_0534 「バイカカラマツ・新タイプ」 実生3年目になって、この暖かさで色々な花が咲いてきました。まだ力の無いものも多いのですが・・・メシベの塊り具合を見ると、力が付けばまだまだ弁化してきそうな花たちです。少しづつ選別して鉢上げを始めます。いよいよ・・・増殖開始ですね!!

昨日は久しぶりに東京で買い物です。
ついでなので「東日本伝統工芸展」も見てきました。

消費税の影響か・・・こころもちデパートも空いていますね。

まだまだ・・・。

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Img_0609 「イカリソウ・群青」 当園のイカリソウ交配種の中でも人気の高い「群青」が咲き始めました。今年は少し肥料不足で色が薄めですが・・・それでも他の青花系と比べても色味の違うブルーがかった青は見る人を魅了しています。草姿もとても山野草的で美しいもので、漸く少しづつですが株立ちになって来ました。販売までは・・・あと何年!??

作業場の電機工事もほぼ完了で・・・
少しづつですが作業できる状態になりました。

これからはいよいよ、植え替えやポット上げの季節になります。
春の仕事に集中ですね!!

雪割草のタネの袋かけもなんとか進んでおりますが・・・
早いものでは袋をかけている最中からポロポロとタネが落ち始めます。

なんとか落ちそうなところはクリアしたのですが・・・
それでも毎日続けなければなかなか終わらない作業です。

株分けするものも色々です。

シランやギボウシ、春の斑入り植物など・・・続々と芽を出しています。
毎日花たちに追いかけられている日々が続きますね。

来週あたりからメダカいぢりも始めなくては・・・
まずはペア組から開始です。
飼育場の屋根はまだまだ壊れたままですが・・・
メダカ君たちは待ってはくれません。
昨年秋の子たちはだいぶ鳥に喰われたので・・・
春から子供の採り直しです。
メダカ君の方は既に問い合わせ殺到なので・・・
夏前までには最初の子を作らなくてはです。
バイト君・・・急募ですね!!

Img_0617 「イチリンソウ「加賀緑宝」」 非常に珍しい イチリンソウの三段咲きです。花だけ見ているとまるで雪割草を見ているようですね。全体に小型で纏まりも良く、山野草としても一級品です。門外不出の逸品ですが、少しづつ何箇所かで流通体制に入っている様ですね。

まだまだ・・・今年も・・・
山野草と格闘の日々は続くのです。

毎日暑いです・・(汗)

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Img_0686 「扉です」 「(株)アルペンガーデンやまくさ・ホームページ」の扉を飾る花、アンドロサーケ・グロビフェラが開花しました。昨年、思い切って株分けして販売したのですが、早くも親鉢が株になり復活してきました。植え替えたので今年は花着きもまずまずです。ちゃ~んと栽培すれば標高4500mの花もハイ、この通り・・・なのですね。

毎日暑い日が続いております・・・(汗)

昼間は暑いのですが・・・朝夕は少し涼しい風も吹いています。

こんな時が一番、植物たちが元気に育つ時期でもあります。
1年で一番成長する時でもあり、一気に大きくなる時期でもあります。
が・・・大きく失敗してしまうのもこの時期なのかもしれません。

毎日の暖かさは植物にとって沢山の栄養を与えてくれます。
その反面、植物たちが一度に水分を失う時期でもあるのです。
そう・・・「脱水」で萎れる時期でもあるのです。

この時期は植物愛好家の研ぎ澄まされた感覚が大切な時です。
朝、余り乾いていない状況でもお昼にはカラカラになっているのがこの時期なのです。

「湿っているから大丈夫」
この油断が、植物たちを一度に脱水させて萎れさせます。

まだ遮光率の高い寒冷紗を張るには早い時期です。
かと言って・・・日除けの無いままでは暑すぎます。

毎日の気温の変化や風の動き・・・
それらを肌で感じる事が出来れば栽培家としては合格なのです。

この時期の作場は分刻みで刻々と変化していきます。
常にそれを敏感に感じ取り対処できるか・・・
それが名人と呼ばれる人たちの「栽培センス」なのだと思います。

Img_0695 「ウラシマソウ「夢の浮橋」」 千葉産で最も有名なウラシマソウの一つです。仏炎苞上部が葉に変化していますが余り変形していないので、むしろ面白いコントラストを見せてくれます。テンナンショウの仲間にはこのタイプがいくつか見られますが、いずれも1球で数本の芽を出すものが多く、何か独自の遺伝子を持っているのかもしれません。

Img_0701 「ウラシマソウ・無名」 紀州産のかなり特徴的な模様花の一つで、仏炎苞の筒部と開口部の襟合わせが左右逆なので全体的に面白い雰囲気の花型をしています。渋めですが色の対比も面白く風格のある花です。

Img_0734 「ウラシマソウ「紅ほのか」」 紀州産の日の丸タイプの銘花です。深い緑花の中心を紅色に染めた味わい深い花で、先日紹介した「緋翠」とは兄弟株です。襟部に幅があり堂々とした花型も良いですね。

Img_0735 「ウラシマソウ「紅炎」」 紀州産の赤花としては珍しく殆ど白窓の無いベタ色です。赤の鮮度も高く濃色なので、多くの赤花の中に合ってもとても良く目立ち特徴的な銘花です。

ウラシマソウの仲間もこの時期はとても乾きやすいものです。
少しの乾燥で折角開いた仏炎苞がすぐにシワシワになってしまうので・・・
日陰で涼しく管理して脱水を防ぐと花も長持ちしますね。

ちなみに・・・

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みんな・・・ウラシマソウが大好き!!

 

まるでテナントのようです!!

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Img_0742 「ダフネ・ペトゥレア」 欧州アルプス原産の小型の沈丁花です。常連のHさんの栽培品で、本日、満開の状態で撮影用にご持参くださいました。成長の遅い木なので小さな苗からここまでにするのはなかなか大変です。長い年月の努力と苦労の賜なのです。

春になり・・・
「やまくさ」の売店や作場も色々なものの芽出しが始まりとても賑やかになりました。

特に芽出しの出揃う頃は・・・
作場のあちらこちらで様々な植物の集団が宴を競っています。

それぞれの植物にはそれぞれの担当スタッフが管理しているものも多く・・・
その様子は宛ら・・・あちらこちらにテナントが出店しているようでもあります。

最近では・・・
交配等もそれぞれのスタッフに受け継いでいるものも多く・・・
ますます各植物で「テナント化」が進みそうな予感なのです。(汗・・・)

いっそのこと・・・
場所だけ提供して、「やまくさ」を植物専用のテナント・ハウスにしてしまうのも・・・
なんだか面白いかもしれませんね!! (←うそうそ・・・うそですよん)

これからもスタッフの個性を引き出せる仕事を探してあげられればと考えています。

いよいよゴールデンウィーク間近です。
沢山の花をご用意して、皆様のご来園をお待ちいたしております。

今日は・・・そんな多くの「テンント」(汗)のひとつから・・・
「ギボウシ屋さん」をご紹介します。
あっ・・・ここの店主は・・・もちろん僕です。

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御覧の通り・・・
なんだかごちゃごちゃと芽出しが始まっております。

少しイワギボウシ系の「綺麗どころ」・・・を、ご紹介です。

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どの子もとっても・・・凸凹な子たちなのです。

この子たちは・・・

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みんな丸葉で、少し凸凹で・・・
青軸純白で、かなり多弁の白花が咲きそうな子たちなのです。
楽しみですね。

ギボウシも今年の実生の発芽が始まって来ました。
発芽後の選別、そして置き場を考えると・・・
嬉しくもあり、苦しくもあり・・・なのです。

そろそろ・・・

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Img_0815 「またまた・・開花です」 またまた・・・パラクィレギア・ミクロフィラが開花しました。今回の鉢植えは、3月30日のブログで紹介した株と同じ時の実生苗ですが鉢植えは別な鉢です。こちらの方が蕾の色が濃かったので「もしや・・」と思ったのですが、開花したらやはりなかなかの濃色でした。根元には次の花芽も見えているので、今年は結構花が見られそうで楽しみです。それにしても・・・「世界で一番美しい山野草」の名に恥じない、素晴らしい花ですね!!

昨日から取り敢えず・・・
ゴールデンウィークに突入したのでせうか!??

お陰様で今日も、沢山のお客様にお出でいただきました。
有難うございました。

やはりこの時期はイカリソウ探しのお客様が多いですね。
売店のイカリソウも・・・
毎日の様に補充しているのですが、毎日の様に花が足りなくなる程です。
発送依頼なども多いのですが・・・
良い花は出すと直ぐに無くなるので、なかなか花を集める事が出来ません。

そろそろピークも過ぎて来たですが・・・
実は綺麗な複色系の花たちはこれからの開花も多いので・・・
まだまだ今年はもう少し楽しめそうです。

それよりもこの時期からはメダカのお客様が多く訪ねて来られます。
でも・・・
今年は、この春に販売予定の仔たちが、雪により作場の屋根の崩壊で・・・
壊れた隙間から侵入した鳥に結構食べられてしまったのです・・・(恥)

親はだいたい無事なのですが・・・
肝心の子作りの方は、また、やり直しです。
今年は、メダカ君たちにとってはとても「悪夢」の様な冬でした。

でも・・・
この暖かさで、多くの親たちが産卵を始めています。
この時期には金色のプリプリとした卵を生んでくれているのです。

かなり面白い親たちもいるので・・・
7月末ごろからの最初の仔の販売にはご期待くださいね。

明日からはそろそろ少しづつ・・・メダカの水替えも始めます。
綺麗な水になった途端に、プリプリと産卵を始めるんですよね。

こちらの方も忙しい季節になって来そうなのです。

Img_0816 「またまた・・開花です」 こちらは3月30日のブログで紹介した鉢植えです。あのときの花は既にタネの様になっていて(出来てるのかしら・・・??)、更に次の花芽が今開花しようと微笑んでいます。株元には、写真では見えませんが次の花芽も抱いています。 結構、元気に育っているのです。

今年はタネの発芽も面白いものが続々です。
5月はめちゃくちゃに忙しくなりそうですね。

落ちる・・・

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Img_0825 「ストーブの上の展示会」 売店入口に置いてあるストーブの上に置かれた4鉢の鉢植え。たった4鉢の鉢植えですが・・・なんだかすんごい展示会の様でした・・・(汗)

今日はGW前半の中日だったのですが・・・
遠方からのお客様も含め、沢山のお客様にお出でいただきました。

有難うございました。

毎日少しづつですが・・・
花ものや斑入り等を追加しております。
これからもどんどん入れ替えますので、乞うご期待くださいませ。

さて・・・ココで問題なのは・・・
毎日がとても忙しく有り難いほどなのですが・・・
この春に交配した雪割草のタネの袋かけがぜ~んぜん進んでおりませぬ。

なんとか夕方の空き時間を利用して1時間ほどは作業をするのですが・・・
折角交配した種子たちも、触ればポロポロとほぐれて落下し始めます。

セルフ種子の早いものでは、既に下に落ちてしまっているものも少なくありません。

今年は唯でさえ交配数が少ないと言うのに・・・
これで種子が落ちてしまったら・・・
僕の1ヶ月間の交配の苦労も水の泡です。

これは大変だ・・・
頼むから・・・タネ採りさせてくれ~~~・・・(叫)

Img_0877 「テリミトラ・フレクスオーサ」 豪州のサン・オーキッドの仲間の中ではとても小型の種類です。現地タネのフラスコ出し苗で3年物です。濁りの無い黄色花はとても小さく地味なものですが・・・むしろ、このグニャグニャ曲がる細い花茎はなかなか芸術的でもあり、株立ちにすると面白いシルエットを見せてくれます。  

Img_0873 「レプトセラス・メンジェシー」 以前はカラデニアとして分類されていたものですが、その後独立されたようです。この特徴ある 「バーニー・スタイル」の花はとても可愛らしい花ですが、この花を見るためには休眠中にエチレン処理が必要です。なんでも「めんど~くさい」僕にとって、このエチレン処理はとてもめんど~くさい作業なのです。今回は、スタッフのまるもとくんが夏の間に一生懸命エチレン処理をしてくれたおかげで花を見る事が出来ました。でも・・・いざ販売しようと思うとエチレン処理をしなくては開花しにくいので・・・ヤッパリ僕には、販売するのも「めんど~くさい」のです。

めんど~くさい「バーニー・スタイル」よりも・・・
こっちの「バーニー・スタイル」の方が好き!!

そ・・・そんな事より、早くタネ採らなきゃあ~。


タネ採り集中・・・

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Img_0905 「カトレアに近づいた・・??」 この花は「チャボシラン三蝶咲き」に「銚子ブルーシラン」との交配から生まれたシラン三蝶咲きです。なるべくシランの雰囲気を残した、くどく無い三蝶咲きをねらった交配です。今年の初花ですが今回の拘りはあくまでカトレアに近づける事です。余り奇形要素を全面に出さずに、きっちりと正面を向いた素直な花作りに重点を置いてみました。小白及の顔を極力減らして、シランに近い花での小型種を目指してみたのです。この花は側花弁の開きも良く、ガク片も三角形を作りかなりグレードの高い花だと感じています。それにしても・・・三蝶咲きのシランの花を正面に向けるだけで20年もかかってしまうなんて・・・自慢にもならないですね。

この数日の間・・・
何とか時間の合間を見つけては雪割草のタネ採りに専念していました。

相変わらず袋かけを続けていたのですが・・・
ここ数日の暑さ続きで・・・
殆どのタネがポロポロと落ちはじめました。

これは大変・・・
大急ぎで・・・袋かけからタネ採りに変更を余儀なくされたのです。

その甲斐あってか・・・かなりタネ採りの方は進みました。
取り敢えず予定していたタネの採種は何とかできそうです。

連休明けからはいよいよ・・・タネ蒔き開始です。
その前に・・・蒔き床の置き場を確保しなければ・・・。

このゴールデンウィーク中は、沢山のお客様にお出でいただいております。
有難うございます。
今年は・・・珍しいお客様も沢山です。
面白そうな情報も盛り沢山です。
なんだか・・・この業界・・・
またまた面白い雰囲気になって来ました。
新しい動きが少しづつ出てきそうな予感ですね。

Img_0958  「カトレアに近づいた・・??」 この花は「シラン純白三蝶」に「群馬産純白花」を交配したシラン交配です。これまでの純白三蝶よりも花に丸みを帯びて、やはり正面を向いて咲いてくれるようになりました。まだ初花第1号ですが、欲を言えばもう少し側花弁が開いてくれればと言うところです。まだ・・・兄弟も沢山花芽を持ちあげているので、もう少し良い花が選別出来そうで楽しみです。観賞価値はこれまでの純白三蝶とは比べ物にならないくらい高くなったと思います。

Img_0961  「カトレアに近づいた・・??」 この花は 「チャボシラン三蝶咲き」に「銚子ブルーシラン」との交配から生まれたブルー系三蝶咲きで、最初の花とは兄弟です。この交配が一番色にバラつきが出たのですが、酔白花から濃いブルーまで咲いてきそうなので、色々なヴァリエーションが選別出来そうです。この花も含めて多くの花が正面を向いてくれる交配なので、花型だけで言えば、ココに来て急速にカトレアやレリアの雰囲気に近づいたと思います。なにしろ・・・苦節20年なので(汗)

先日、久しぶりに「Dokken」を聞いて以来・・・
ここ2日ほどは「この曲」が頭の中に鳴りっぱなしなのです。
まあ・・・仕事をするには丁度良いリズムなのですが・・・。

ちなみに・・・
「ジョージ・リンチ先生のギター教室」はコチラ
カミソリギターがめちゃくちゃカッコよくて・・・凄いのです。
興味のある人はどーぞ。

GWが開けたので・・・

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Img_1011 「アガベじゃないわよ!!」 一見、多肉植物のアガベの仲間にも見えますが・・・これはれっきとした「ギボウシ」です。「4倍体乙女」と「ヒメトクダルマ」との交配から生まれたもので、どちらも人為的に作出された斑入りどうしの4倍体交配なので、当園では「ゴヂラ」と呼んでいる系統なのです。写真の個体は「ゴヂラA」です。実物はとてもカッコイイんですよん!!

さてさて・・・
ゴールデン・ウィークも過ぎて、いよいよ忙しいシーズンに入りました。

これからは・・・
山野草の植え替え、実生苗のポット上げ、雪割草やイカリソウのタネ蒔きなど・・・
毎日やる事がい~っぱいです。

それに付随して、それぞれの置き場の確保や環境作りもあります。

そろそろ「サンシャインのラン展」の下準備にも入ります。
あちらこちらに苗の手配をしたり・・・ビン出しをしたり・・・
シラン等も咲き始めるので、交配も始まります。

それまで忙しくて無視していたメダカ君たちもポロポロと産卵を始めているので・・・
これから毎日、水替えと採卵の日々が続きます。
あっ・・・選別やペア組なども始めなくては・・・ですね。

そんな訳で「メダカの部屋」も半年ぶりに復活なのです。

さらには・・・お待たせいたしました。
いよいよ「ネット・ショップ」の方も、久々に再開です。
これから順次掲載していきますので、楽しみにご期待くださいませ。

もしかしたら明日の午後はてきと~に出かけるかもしれません。
11日の日曜日の午前中もひょっとしたら出かけるかも・・・です。
今月はあちこちに出掛けなくてはならなそうです。
園に不在の時もありますので、ご理解の上、どうぞご了承くださいませ。

今月はまだ他にも計画している事が色々あります。
それはね・・・いづれご期待なのですね。

Img_1014  「アガベじゃないわよ!!」 これは「ゴヂラB」です。荒れる様に伸びる中透けの葉がとても綺麗ですね。

Img_1026  「アガベじゃないわよ!!」 これは「ゴヂラC」です。鮮明な大覆輪が抜群に綺麗です。人気があり、もっと株にしたかったのですが割られました・・・。

Img_1017  「アガベじゃないわよ!!」 これは「ゴチラD」です。ぜ~ったいに日焼けしそうなのですが、暗まない割には 意外にも葉が焼けません。育てた方はみんなビックリなのです。

Img_1029  「アガベじゃないわよ!!」 これは「ゴヂラシリーズ」の実生から生まれた「ゴヂラの息子」なのです。ブルーリーフ系の深緑のペースに白覆輪葉とても鮮やかです。鋭角的な広がりも素敵ですね!1

Img_1021  「アガベじゃないわよ!!」 これはヒメトク・ダルマ系の逸品「大海」です。幅のあるたっぷりの葉に覆輪や縞斑、中斑等を絡めて大きく広がります。とてもバランスの良い迫力のある銘品ですね。

Img_1023  「アガベじゃないわよ!!」 この品種もヒメトク・ダルマ系の逸品「春の光」です。紺覆輪の鋭角的な葉がなかなか魅力的なのです。

連休が明けて・・・色々な事が一斉に動き出すのです。
大変だ二ゃア~・・・。

ラン展の準備開始です。

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Img_1174 「ヒメウラシマソウ「帝」」 いよいよヒメウラシマソウたちの開花が始まりました。その中でもグリーンとピンクの対比が美しい亀甲葉の「帝」は最高の逸品ですね!! 先日もある人が「キャンディディシマムよりも綺麗だね!!」 と話しておられましたが・・・まさにその通りです。今年は♂花も入手したので、♀花に交配してセルフもやってみました。テンナンショウの仲間は♀花と♂花が必要なので・・・ある意味、いざやろうと思うとクロスよりもセルフの方がなかなか難しいのかもしれませんね。

ヤッパリ5月です。
毎日の気候の急変、寒暖の差が激しいですね。

今日はとても暑い1日でしたが・・・
結局1日中、家仕事で終わってしまいました。

そろそろ「サンシャインのラン展」が近づいてきました。
僕は毎日のようにラン集めに奔走しています。

写真の通り・・・ヒメウラシマ草たちの開花が始まりました。
今年、準素心は3系統の♂花が咲いたので、8鉢の♀花に交配してみました。
忙しくて午後の交配になってしまったのですが・・・
取り敢えず交配した後は暖かいハウスに入れておきました。
なんとか・・・結実してくれる事を祈るばかりです。

毎日・・・メダカの選別と水替えに勤しんでおります。
今日は暑くて・・・煮えなかったかしら!??
家から出なかったので、チョット心配なのです。

そろそろ・・・雪割草のタネ蒔きも始めなくては・・・。
その前に・・・棚の整理をして・・・場所を開けて・・・

相変わらず・・・家仕事も多くて・・・
まだまだ忙しい日々は・・・なのです。

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Img_1163 「ヒメウラシマソウ・準素心花たち」 似てるけど・・・微妙違う顔がまた・・・良いのです。

メダカ君たちもそろそろペア組みのシュミレーション・・・なのです。

ココまでやっとこ・・・20年。

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Img_1223 「チャボシラン「光源氏」」 今年も「光源氏」が開花しました。淡い藤色のペースに、絵にかいたような紫の模様がとても良く目立ち印象的な花です。いつ見ても一目で解る綺麗な花ですね!! 本日、株分けしてみました。「ネットショップ」ででも販売してみようかしら!??

今日も暖かかったですね!!
今日は午前中は知人が訪ねてくださり、色々とお土産を頂いてしまいました。

朝一番では…家仕事用の写真撮影を中心に一生懸命パシパシ…です。

午後も過ぎるころから少し時間が出来たので・・・
先週に続いて、別な知人のところにメダカを見に行ってきました。
無理言って「サンシャイン用」にとても良い最新メダカたちを分けていただきました。
今回も…自分の増殖分と含めて…メダカ君も乞うご期待ですよん!!

今年初花のシランたちの開花が始まりました。
20年目にしてやっと…少しづつですが花も正面を向いてくれるようになりました。
そして…漸く、待望の第一歩が出来あがってきたようです。

こんな花たちなのです。

Img_1225 「チャボシラン・セミアルバ三蝶咲き」 いよいよ白地の色リップ花が咲いてきました。この花は写真では解り難いですが、ほんのりとクリーム色を帯びた白地に舌の稜の部分を黄色に染めた可愛らしい花です。外花弁も正三角形を作り、正面を向いて花型も抜群です。おそらくは黄花小白及との交配で次には黄色三蝶咲きも咲くのではないかと考えます。まだまだ…可能性の多い花なのです。

Img_1233  「チャボシラン・セミアルバ三蝶咲き」 前種に似たタイプですが、こちらは真っ白の花弁に花心部のみを黄色に染めた、おとなしめですが味わい深い花です。ここまでくればセミアルバ系の口紅や口紫花との交配で色々なタイプのセミアルバ三蝶咲きが作れそうです。

Img_1235  「チャボシラン・セミアルバ三蝶咲き」 この花は白地の花弁に優しいピンク色のリップとの対比が可愛らしいセミアルバ三蝶咲きです。この花はなにしろ花弁が良いです。肉厚で正面を向いてとても端正ですね。

しつこいけれど…なんとかここまで…20年。
これで「セミアルバ三蝶咲き」も色々なヴァリエーションが完成しそうです。
アルバ(純白花)では無く…セミアルバ(ウルミ白)だからこそ面白いのです。
そして…セミアルバだからこそ、大変だったのです。
だからこそ、
これらは…新しい可能性を見せてくれそうな花たちなのですね。

ギシギシ・・・・してます。

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Img_1532 「チャボシラン三蝶咲き「絵草紙」」 淡いピンク地に鮮やかな紅の斑紋がとても美しい花です。丁度、先日ご紹介した「光源氏」の赤ヴァージョンの様ですね。遠目に目立つ鮮やかな斑紋も、三蝶咲きシランのこれからの方向性の一つだと思っています。更なる発展に期待したい花ですね!!

ここのところ・・・かなり良い天気が続いております。

今週からはいよいよ・・・「サンシャインのラン展」の準備に本格的に入ります。

ここ数日も・・・
肉体的にも精神的にも・・・かなり限界です・・・。
家に帰ると体がギシギシと音を立てて壊れ始めます。
その後は・・・・・・・・ぐ~ったり・・・ですね。

展示会前はいつもガタガタです。
特に・・・精神状態ピリピリがMAX・・・
近くでダラダラと仕事されたら・・・いつ爆発するか解りませんね!!

今週は外出も多くなります。
明日は1日お出かけです。
立て続けの遠距離の運転もかなりしんどい歳になりましたが・・・
もう少し老体に鞭打ってが~んば・・・です。

肉体的にも精神的にもガタガタですが・・・
もうひと頑張り・・・園でも家でも限界までもう一仕事です。

忙しい時期に自分のペースでしか仕事のできない人間は脱落します。
目の前の仕事をさっさと片付けて・・・
直ぐに次の仕事に取り掛かれる人だけが生き残れるのです。

園芸の仕事・・・結構シビアなのですね。

今日も咲き始めたシランたちのご紹介です。
「らん展」までに花があれば、販売品も作りたいものですが・・・はたして。

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み~んな・・・良い顔になって来ましたね!!
   

ひと段落・・・

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Img_1515 「ホップじゃないですよ!!」 一見、ビールの原料のホップの様に見えますが・・・実はこれ、近年東北で発見されたヤマオダマキの八重咲きだそうです。下向きの花なので写真では解り難いですが、よ~く見ると中までギッシリのフルダブルです。これまでミヤマオダマキのフルダブルは知られていましたが、ヤマオダマキでも見つかるとはビックリでした!! 知人の持ちモノですが、早く増殖が待たれる逸品です。

今日は久しぶりの雨です。

ここのところお出かけ続きでクッタクタなのですが・・・
前から雨予報だったので、朝から家仕事に集中です。

その甲斐あって・・・なんとかひと段落は着きそうです。

早いもので「サンシャインのラン展」まではあと一週間です。
明日からはいよいよ本格的な準備に入ります。
でも・・・なんだか午後から夕方にかけては天気がかなり荒れ模様ですので・・・
支障が出なければいいのですが・・・。

品物を集めて、値段を付けて、POPを作って・・・
展示会前は恐ろしくやる事がい~っぱいなのです。

そろそろ雪割草のタネ蒔きも始めたいし・・・
メダカの水替えや採卵・・・
シランの交配、選別・・・
テンナンショウの肥料置き・・・
そして「夏リスト」用の蒔き床のポット上げなど・・・
遣る事だらけでパニックなのです。

でも・・・金曜日はまたまた県外にお出かけです。

ハァ~~~~~・・・・・・・・・・・・・・しんど。

Img_1615 「逆ツートンも出ました!!」 先日咲いたチャボシランです。いよいよ待望の「逆二色咲き」が咲きました。セパルの部分が藤色でリップの三舌花部分が白地に紫点入りの優しい雰囲気の花です。見た目の雰囲気から「静御前」と命名してみました。またまたシランに「新しい風」が吹いてきました。今年の花たちはどれも未来に向かっている花ばかりです。ヤッパリ交配は楽しいですね!!

そういえば・・・あの子たちはと言うと・・・

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相変わらず咲き続けております。
右の子なんて3月末から咲き続けです。
まだ蕾が覗いているし・・・。
お互いに花粉を付けあって交配しているのですが・・・
はたして。

微妙・・・

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Img_1633 「「ホップ」が開きました!!」 先日ご紹介のヤマオダマキ八重咲きが全開してきました。クリーム色と茶色のバランスが抜群で、いきなり「ホップ」から「ヤマオダマキ」らしい色彩に変化しました。なにしろすんごい迫力の花にビックリなのです!!

今日は天気が不安定との事ですが・・・
とにかく、遣る事はなるべくこなします。

メインはもちろん・・・サンシャインの準備です。
今年はラン展用に考えていたランたちの開花がとても早く・・・
ラン展のときまでに咲いているのかどうか・・・かなり微妙になって来ました。

今現在、開花中のものがとても多いのです。

なんだかんだで植え込みや植え替え、準備が遅れてしまって・・・
花が無いものは・・・やっと芽出し、なんて言うものもあります。
何気に・・・微妙です。

明日は南の方にお出かけです。
何か面白いものが見つかれば良いのですが・・・

それでも、「やまくさ」らしいものを色々と持ち込めればと考えています。
もうしばらくは・・・しんど・・・です。

Img_1525 「ヒメウラシマソウ・黒軸黒花」 黒花と言うにはまだまだ甘いのですが・・・葉はやや烏葉で葉の裏は真っ黒です。意外に人気の高い花で、お気に入りの方も何人かいらっしゃいます。この花を元に「まっくろくろすけ」も作りたいですね!!

こ・・・腰が・・・・・・・。


新シリーズになるのかしら…

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Img_1592 「ヒメサユリ・酔白花」 優しい桃色をほんのりと染めた酔白花のヒメサユリです。実はこの花、円弁のヒメサユリの純白花を作ろうと思って、当園にて純白花と花型の良い円弁花とを交配したF1です。F1ではてっきり標準花が咲くものと思っていたので・・・まさか、こんなに綺麗で清楚な酔白花が咲くとは思ってもいませんでした。もう一度純白花に戻し交配をして、この花型の雰囲気で純白花が出来ればと思うのですが・・・果たして交配出来たのかしら!??

今日も、とても暖かい1日でした。

ここのところ・・・とにかく外出続きで・・・くたくたなのですが・・・。
それでも「らん展」の準備にいそいそと動かない体に鞭打ってがむばっております。

ただ・・・
「らん展」用の花たちが次々と終わってきたり…お嫁入りしたり・・・
また・・・だんだん減って来ました。

まあ・・・仕事なので減るのは嬉しいのですが・・・(葛藤)

今日はいよいよ・・・こんなものが出来ました!!

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臨時リスト・5月号」です。
(値段は見せないよ~ん)

本日、一斉に発送しましたので・・・
来週初めには到着すると思います。

このリストは・・・
当園の植物を「本リスト」にてお買い上げのお客様の為に作りました。
「ネットショップ」を見られないお客様が中心のA4判・8ページの小リストです。
中身はと言うと・・・
「本リスト」発送後に入荷した新商品や・・・
売店のみで販売の物、数の少ないマニアックな植物・・・
期間限定、数量限定の花、色々セットなどなど・・・を掲載しています。

今回は試験的に5月号としましたが・・・
出来れば定期的に発行したいと考えています。
まあ・・・次は「夏リスト」ですけど。
これも「やまくさ」の新しいシリーズになりそうです。
(また自分の首を絞めるような行為をしてます・・・涙)

今日の夕方からは、若手スタッフを集めて「ネットショップ」作りの講習です。
これからは・・・
スタッフ各人が販売したい商品を「ネットショップ」で紹介するという方法に切り替えたいと考えています。
それに伴い、「やまくさブログ」での紹介も欠かせぬ様に連動させたいと思います。

はたしてみんな・・・どこまで頑張れるかしらん♪♪♪

皆様・・・どうぞお楽しみに!!
(かなりプレッシャーなんだろうな・・・がむばれ♪♪♪)

Img_1685 「レウム・デラバイ」 四川ヤルゴン4600m産の種子から開花のレウム・デラバイです。丈10㎝チョットで開花しました。ポソポソとした花穂ですが、こんな姿のレウムも意外に好きです。まあ・・・最終目標はレウム・ノビレ・・・なのですが。

えっ・・・明日の夕方も寒気がくるの!??

 

魅惑のアッパーカット

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Img_1354 「ネジバナ・緑花系穂咲き八重咲き花」 なんだかアブラムシがい~っぱい付いた様な感じですが・・・これぜ~んぶ蕾です。開花した時の珍妙な姿も良いのですが、この蕾の時もよ~く見るとなかなか妙味があります。この花もラン展用に昨年から寝かしておいたのですが・・・ココに来てかなり無くなってきてしまひました・・・。

この土・日は天気もまずまずで・・・
沢山のお客様にお越しいただきました。

有難うございました。

ただ・・・
ラン展を前にして・・・
売りたい花たちがだいぶ無くなってしまひました。
ど~しませう。

今日は5月にしてはかなり暑かったですね。
花の痛みが心配です・・・。

今日から2日間は「らん展」の準備に全力集中です。
どこまでできるのでせうか!??

さて・・・そんなドタバタの中・・・
いよいよ「魅惑のアッパーカット」が開花しました。

こんな感じですよん!!

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ど~です・・・なんだかわかランでしょう!??

この花は西豪州に稀産する球根性野生ランのスピキュラエア・キリアタ(Spiculaea ciliata)。
通称「エルボー・オーキッド」と呼ばれる
「ハンマー・オーキッド」や「フライングダック・オーキッド」に近い仲間です。
なぜ「肘」なのかは解りませんが・・・
おそらくはリップの変化したハンマーで、
飛んできた蜂などの虫を肘打ちの様にはたいて受粉させるのだと思います。

この株は知人に頼んで・・・
かのオーストラリアのA氏から球根を入手したものです。
当時は2球入手して、その後5球に増えて・・・
今年はまた少し減ったようです。
エナメル・オーキッド等もそうですが・・・
この仲間は1年球根のままで芽を出さない事がしばしばあります。
理由は・・・わかランのです。

同時に入手した「ハンマー・オーキッド」は・・・
来たときから2球ともつぶれて腐っていました。
そんなものです・・・。(悲)

知人曰く・・・
「日本で咲くのは初めてかも・・・」
との事でしたが・・・よ~解りません。

そんな事よりも、まずは開花した事が万事なのです。

花をアップにするとこんな感じなのです。

Img_1701

一番上の花弁がドーサル・セパルで上から二番目がシベの本体です。
先端の少し紅色に染まった後ろにある黄色い玉が花粉塊です。
その奥のカギ型の飾りの基部が柱頭です。
その下にぶら下がっているものがリップの変化したハンマーです。
最後に反り返っている花弁が上がペタルで下がセパルですね。
その隙間に見える太いものが子房です。

ハンマーは少し触るとフラフラと揺れて・・・
いつでも肘打ちができる体制になっています。
実際は、肘打ちと言うよりも…アッパーカットなのですね!!

ちょっと交配してみようとは思っていますが・・・
はたして・・・結実させる事が出来るのでせうか。

わかラン手探りはまだまだづくのです・・・。

 

何とか搬入できました・・

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本日・・・お陰様をもちまして・・・
サンシャインのラン展」の搬入が終了いたしました。

今回は・・・
それぞれスタッフの売ってみたい山野草を各人で集めてもらって・・・
実際に売れそうなものをピックアップして持参してみました。

そのせいで・・・
またまた・・・とんでもない量の荷物になって・・・
何時もの搬入前のドタバタも手伝って・・・
最終的に園を出たのが午後2時過ぎ・・・
サンシャインに着いたのが午後3時を回ってしまいました。

会場に着くと・・・すでに殆どのブースが完成しています。

とにかく急いで・・・あれやこれやと試行錯誤しながら・・・
持参した植物たちを並べるべくレイアウトを考えます。

結局・・・ブースが完成したのは、規定時間の6時を少し過ぎていました。

と…言う事で、お待たせいたしました!!
今回のブース・・・こんな感じです。

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全体像としては、こんな感じです。

次に植物たちです。
まずは着生ラン主体の吊り棚から・・・

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次に山野草たち・・・

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園芸的なものからかなりレアもの、珍品まで様々です。
棚下には野生ユリ各種も取り揃えております。

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例によって・・・
メダカ君も一般種からレアものまで・・・少し持参してみました。

次はこの時期の名物シランです。

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こちらも一般的な庭植え用から、最新交配種まで色々と取り揃えております。

そして・・・野生ランたちです。(なんたって・・・ラン展・・・ですから)

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野草的なものやカキラン等も色々・・・

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かなり・・・マニアックなのです。

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こちらは小型着生ランなど・・・

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ハベナリアやサギソウの仲間たちです。

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トキソウやネジバナ、タイリントキソウなどなど・・・

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深山のランやシプリペディウムの実生苗など・・・

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スズムシソウの仲間たちも色々。

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サワラン等の交配種やフラスコ実生品など色々。

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アツモリソウ類も実生から開花株まで多数です。

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そしてウチョウランとチドリ類のコーナーです。

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最後はシュスラン類と、花ざかりのセッコクですね!!

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手を変え、品を変え・・・毎日商品は補充する心算です。

それにしてもいつもながら・・・
よく、ブースに収まったものです・・・。

帰り際・・・
今日は埼玉にも「竜巻注意報」が出ている事を知りました。

帰り際に高速道路から見ると、西北の空に真っ黒な雲が・・・
急いで奥さんに撮影してもらったのですが・・・

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確かに大きな雷雲です。

更にもう1枚撮影してくれたのですが・・・
な・・・なんと・・・これは不吉な・・・

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「オーメン」・・・・・・だ。
(まあ・・・何事もなかったんですけど・・・・ネ。666666666........)

ラン展、無事に終了いたしました。

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P6010006 「サンシャインのラン展」 相変わらず沢山の人でにぎわいました。入賞花コーナーの前はいつも黒山の人だかりです。

お陰様をもちまして・・・
「サンシャインのラン展」が無事に閉幕となりました。

期間中、
沢山のお客様にお越しいただき、沢山の花たちをお買い上げいただきました。
本当に有難うございました。

期間中は何度も足をお運びいただきましたお客様も多く・・・
天気にも恵まれて、本当には充実した4日間でした。

僕は、山野草関係のイベントには殆ど出店しないのですが・・・
この、1月と5月の「ラン展」のイベントだけは出展させていただいております。
それこそ30年以前からの古くからの知人や仲間たちも多く・・・
同窓会気分で参加できるので、とても楽しいイベントなのです。

この様な「異種格闘技」的なイベントはとても面白く・・・
自身の花に対する見知も幅広くなり、とても勉強になります。

そう言う意味では山野草関係のイベントよりもはるかに面白いですね!!

今回はスタッフたちもとても楽しそうに参加しているのが印象的でした。
みんな・・・こういう機会にドンドン自信を付けてくれると嬉しく思います。
そういった意味では、こういうイベントも少しづつ増やして行っても良いですね。

P6010009 東京都知事賞」 見事なカタセツムです。咲き姿も良く、素晴らしい雰囲気でした。happy01

P6010011_2 蘭友会会長賞」 カトレアのほんのり淡いセルレアです。バランスも良く、一斉に開花している様は素晴らしい作品です。

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2日目には話題の高円宮妃殿下様もご覧になられました。

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初日や土・日の売店ブース前は常に人でいっぱいでした。
皆様、本当に有難うございました。

「臨時5月リスト」の方も、
予想以上の沢山のお客様にご注文を頂きました。
すでに品切れ商品もあり・・・
重ね重ね、有難うございます。

「サンシャインのラン展」会場でも数名のお客様から、
「臨時リストも注文しておきましたから」とのお言葉を頂きました。

今回のラン展搬入のブログ写真を見て、数人のお客様から
「この苗が欲しいが行けないのでなんとか・・・」と言うご連絡を頂きましが・・・
その苗が欲しくてわざわざ遠方よりお越しいただくお客様も多くいらっしゃいます。
数の少ない苗につきましては公平に
わざわざお越しいただいたお客様で早い方から優先にて販売させていただきました。
悪しからずご了承のほど、ご理解くださいませ。

忙しいイベントが終わって・・・溜まった仕事が待っています。
既に次に向かっての仕事がスタートしました。

僕も漸く、雪割草のタネ蒔きとメダカの卵採り、ペア組みを開始です。
「夏リスト」の準備にも入らなくては・・・ですね。



どしゃ降りの雨の中で…

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Img_1800 シャクナンガンピ」 屋久島特産のジンチョウゲ科の植物です。この個体は昨年ご紹介した個体とは別の個体で、数年前に昭和30年代前半に採取された個体からの実生苗を中禅寺のSさんよりお分け頂き販売したものです。やはりお客様のHさんの栽培されたものが開花して、撮影用に持参されました。良く見ると小さな実生苗が生えており、株元のヤクシマカラマツもちょっとアクセントになってますね。

毎日…凄い雨ですね!!

地域によっては1カ月分の雨が3日で降ったとか…

園の周りでも田んぼの水は殆ど満水状態です。
それどころか…園の売店も酷い時には半分くらい浸水していました。

考えてみれば…
雷のならない長い雨は久しぶりかもしれません。
これもエルニーニョの影響なのかしら…!??

こんなどしゃぶりの雨の中ですが…
それでも、この土・日には何組ものお客様にお越しいただきました。

本当に有難うございました。

次々と「夏リスト」の準備が始まっています。
今年の夏リストの目玉は…なにかしら!??
お楽しみに!!

Img_1809 アマナチャボシラン」 チャボシランが終わって、アマナチャボシランの季節に入りました。この花は外弁がほんのりライムグリーンに染まって、赤桃色のリップとの対比がとても美しい個体です。数タイプ選別してあり、良いタイプを「サンシャインのラン展」でも少しだけ販売させていただきました。(完売でした。有難うございました。)陽の採り方で少しグリーンの発色に変化が出ますが、なにしろ綺麗な花なのです。

明日の月曜日は、午後から少し出掛けます。
悪しからずご了承の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(天気が荒れなければイイなあ~…)

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